ワキガ対策を調べてみると、脱毛により効果を得るという話を目にする機会も多いと思います。
これはわたしもワキガ手術を検討する上で、選択肢のひとつでした。
わたしの経験上ですが、これは半分ホントで半分はウソ。
さらに掘り下げていえば、効果が出る人とあまり効果を感じることが出来ない人、二極化するということです。
もしも脱毛によりワキガ対策を考えている人がいれば、この記事で自分に脱毛が必要なのか、必要でないのか分かるようになるでしょう。
ポイントはワキガ体質のレベルです。このポイントを詳しく掘り下げていきましょう。
効果の仕組み・ワキガ体質で脱毛対策が向いてる人・向いていない人とは？
まず、なぜ脱毛をすることによって、ワキガ対策となるのかその仕組みを解説していきましょう。
もともと汗腺には、エクリン汗腺とアポクリン汗腺の二種類が存在します。
エクリン汗腺は無臭のニオイのしない汗。そして、ワキガ臭に関わってくるのが、アポクリン汗腺から放出される汗です。
- 毛がなくなるため
- 雑菌を繁殖しにくくする
そして、永久脱毛によるレーザーによって、毛根を破壊して毛がなくなることで雑菌が繁殖しにくくなり、ワキガが改善するというメカニズム。
美容脱毛では改善が難しく、改善する可能性があるのは永久脱毛に限ります。
ただし、厳密にいえば毛が少なくなるという意味では、美容脱毛でもわずかに改善の可能性はあるでしょう。
脱毛をすることでワキガ完治することはない
しかし、誤解のないように言っておきますが、ワキガ体質が脱毛によって完治することはありません。
一定の改善を見込める可能性がありますが、ワキガの原因となるアポクリン汗腺を取り除くことが出来ません。
- ワキガ完治することはない
- 改善する可能性は０ではない
手術や治療などによる効果はなく、脱毛がメインであることは忘れてはいけないでしょう。
また、冒頭でもお伝えしたように効果が得られる可能性のある人、効果が得られない人が存在します。
よって、必ずしも効果があるとはかぎりませんので、自分が該当するのか判断をしなければなりません。
ストップ！効果より悪化の危険！わきが対策に脱毛をおすすめしない理由の記事でも言及しましたが、脱毛はアポクリン汗腺を刺激するリスクがある点も見逃せないでしょう。
男性も女性も！脱毛による対策が向き・不向きの判断とは？
つぎに、脱毛によるワキガ対策が向いている人、向いていない人について解説していきましょう。
これを知ることで、脱毛での対策を選ぶべきか、またはその他の対策を選ぶべきか判断できるようになります。
この点が、成功と失敗のカギを握るといっても過言ではありません。
脱毛による対策が向いている人
こんな方におすすめ
- ほぼ０に近い軽度のワキガ体質である
- 毛の処理の手間を省きたい
- 自己処理がうまくできない
まず、大前提として軽度のワキガ体質であることです。
これは手術や治療の必要もなく、ニオイがほぼ気にならない方。
軽度であるという判断が非常に難しいところですが、大体のデオドラントで効果を感じれる方は軽度の部類に入る可能性が高いといえるでしょう。
また、人がほとんど感じることができない程度ですね。
- たいていのデオドラントで効果アリ
- 鼻を近づけないとニオイがほぼ感じられない
そのうえで、毛の処理の手間を省きたい、自己処理でトラブルを避けたい、起こりやすい方は脱毛による対策が向いています。
医師による判断を受けてから、決めるのもひとつの方法です。
脱毛による対策が向いていない人
こんな方におすすめできない
- 一部軽度から重度のワキガ体質である
- 肌トラブルなどを抱えている
- ワキガ体質なのか分からない
こちらも同様に、一部の軽度から重度のワキガ体質には向いていません。
デオドラントで効果のあるもの、効果のないものが存在している場合は軽度から重度であると判断できるでしょう。
あとは他人にすこしでもニオイが分かるケースですね。
- デオドラントの効果なしがある
- 若干でも他人にニオイが分かる
または治療や手術が必要なレベルであれば、満足のいく改善は見込めません。
それ以外にもワキなどに肌トラブルを抱えていたり、お肌の弱い方などのケース。
自分自身がまだワキガ体質なのかハッキリとしていないケースも、現時点では避けるべきといえますね。
注意事項も確認・リスクやトラブルの可能性
これは脱毛にかぎらずですが、どの選択肢を選ぶにしてもある程度のリスクやトラブルの可能性があることは、理解しておく必要があります。
脱毛はレーザーなどを使用するため、施術者の経験値や技術などに左右される要素が大きいのも事実。
そのため、失敗してしまうと、火傷などの肌トラブルの危険性もあります。そのほかにも、腫れや色素沈着なども報告されています。
- 火傷などのトラブルのリスクがある
- 店舗選びは冷静におこなう
ここから読み解けるのは、施術方法の選択もたいせつですが、店舗選びというのはそれ以上にたいせつなことなのかもしれません。
安易な選択はせずに、冷静な判断をするようにしましょう。
脱毛によってワキガ臭が悪化するのはホント？
脱毛での対策を調べてみると、その真逆のワキガ臭が悪化するという話もしばしば見られるようになりました。
これは結論から言えば、脱毛によってワキガ臭が悪化の可能性は、０ではありません。
しかし、何故このような話が出ているのか？そこには理由があります。
- アポクリン汗腺を刺激する
- 毛がなくなり汚れを溜めやすくする可能性がある
脱毛を終えると、当然ですが毛がなくなりますよね。
その無くなった毛穴に老廃物や皮脂などが溜まることによって、ニオイが発生して、ワキガが悪化してしまうと感じるのです。
汚れへの対策方法は、とてもカンタンです。老廃物などが溜まらないように、清潔にすること。きちんと身体を洗ったり、正しい入浴方法を実践しましょう。
あとは、ワキガの原因となるアポクリン汗腺を刺激するためです。
脱毛がワキガ対策に効果的と言われる誤解と真実
また、なぜ脱毛がワキガ対策になるかと言われるのか？じつは、下記2点が関係しています。
- 毛が無くなって通気性が良くなるため
- 汗が乾きやすくなるため
たしかに脱毛をすることで、毛が無くなるのでニオイが改善されるという話はウソではありません。しかし、改善はあくまで微々たるもの。
とはいえ、微々たる効果が徐々に大きくなり。改善とまで言われるようになったのです。
じつはこれが脱毛とワキガ対策の真実です。
完治したいのか・改善したいのか・判断を間違えない
ここまで、ワキガ対策における脱毛効果がどのようなものであるか、分かって頂けたかと思います。
繰り返しになりますが、ワキガ体質を完治に近づけたいのであれば、手術や治療を選択する必要があります。
逆にほぼ０に近いワキガ体質の方が脱毛をしながら、一定の改善を求める場合は、医療脱毛を検討するべきでしょう。
この選択肢を間違ってしまうと、結局損をしてしまうのは自分自身。
最終的に成功でも失敗でも、一生付き合っていくことになることは間違いありません。
成功への近道は正しい知識を得て、正しい判断をすることです。
とはいえ、ここまでの流れをしっかりと理解することで、成功への第一段階をクリアしたといっても過言ではないでしょう。
悩みの解決まであとすこしです。ワキガ対策を解決するためには、正しい対策を知りましょう。
【手術の実体験＋完全対策マニュアルまとめ】ワキガの治し方マップ
今回のまとめ
今回はワキガ対策の選択肢として、脱毛というテーマで掘り下げていきました。
ワキガ手術や治療にくらべると、該当する方の範囲は狭いですが、需要の多い分野なのではないかと思います。
さまざまな面から判断をして、最終的な決断をするようにしましょう。
悩んでいる方に向けて、少しでも参考にしてもらえれば嬉しいかぎりです。
あなたの悩みがひとつ消えますように。最後まで読んでいただき有難うございました。