暑い季節になると、気になるのはやはり汗。
ニオイや汗の量と最も向き合う時期に、悩みの一つになってしまうのは、その汗対策ですよね。
汗がダラダラと流れるせいで、髪が崩れたり、シャツがビッショリ濡れてしまったり。
拭いても拭いても止まらない汗のおかげで、汗拭きシートを消耗し続けたりと。
数え切れないほどに汗にまつわる悩みが多くなります。
そんな時に「一瞬でもいいから汗を止めて欲しい」と真剣に思った経験は、誰しもあるはずです。
今回はそんな緊急時やどうしても汗を止めたい時に、効果的な方法を紹介します。
結論から言えば、カギを握るのはリンパ節とそのコントロールです。
汗を抑えるには○○を冷やす!止まらない春や夏の汗への対処方法
なにかと敬遠されがちな汗ですが、汗にはとても大切な役割があります。
それは体内の熱を放出し、体温を一定に保つため。
これは人間が生きていく上で、必要不可欠なことですね。
完全に止めることは不可能です。
- 完全に汗を出さない方法はない
- 徐々に体温を下げる仕組みを利用する
ただ、出て欲しくないときにいかに汗を抑えるかというのが、大切なこと。
体内の仕組みを利用することで、ここぞという時にピンチを回避しましょう。
汗の体内での役割とメカニズム
これから気温が上昇するにつれて、暑さが厳しくなると、体温も自然と上がります。
春先や夏場であれば、気温が30℃超えをすることも当たり前です。
その結果、だれしも最も汗をかきやすい季節になりますよね。
自律神経の働きによって、汗を放出し、体内の温度を下げる。これが発汗を起こす理由です。
なぜ、発汗の仕組みを説明したかと言いますと、この身体の構造を利用して汗を止めるからです。
ここから読み取ることが出来るのは、体温を下げれば汗も止まるということ。
そこでリンパ節の登場です。
そして、このリンパ節の構造と仕組みを利用して、発汗を抑えるのです。
リンパ節の構造や場所・汗を止める方法
まずは覚えておきたい、体内に存在するリンパ節の場所は、下記5箇所です。
- 脇の下
- 首のうしろ部分
- 膝の裏側
- 太ももの付け根
- 左鎖骨下
繰り返しになりますが、どうしても汗を止めたい、そんな時に鍵を握るのがこのリンパ節を利用した方法です。
そもそもリンパ節とは?ここで一度見ておきましょう。
体全体にある免疫器官の1つです。免疫とは、「疫病(病気)を免れる」ことを意味する言葉で、自分の体の外から入ってきた細菌やウイルスなどの敵(非自己)や、変質した自分の細胞(腫瘍細胞など)を攻撃・排除する働きのことです。リンパ節は、全身の組織から集まったリンパ液が流れるリンパ管の途中にあり、細菌、ウイルス、腫瘍細胞などがないかをチェックし、免疫機能を発動する「関所」のような役割を持ちます。 出典:国立ガンセンター
端的に言うと、体内の血液やリンパ液などはこのリンパ節を経由し、全身に流れている状態です。
身体にとっても非常に重要な部位。
そして、その流れる血液を利用し、身体の体温を下げて汗を止めるのです。
ポイントは流れる血液を冷やし、自然と体温を下げるということ。
必要なのは、冷えたペットボトルか氷だけです。
【さらに詳しく】外出先でも使える!冷えたペットボトルでリンパ節を冷やすだけ
さらに詳しく掘り下げていきましょう。
やり方は簡単です。前述のリンパ節の5箇所に、冷たいペットボトルや氷を当てるだけです。
冷却ジェルやシートなどで首のうしろを冷やす方法でも構いません。
意外にも簡単なやり方で、拍子抜けしてしまうかもしれません。
しかし、実際にも試しましたが効果は絶大です。
私も夏場や春先のどうしても汗を止めたい場面に遭遇した時は、こちらを活用していました。
特に脇の下を冷やすとひんやりして、とても気持ちが良く、汗も止まりました。
近くのコンビニや駅、または自動販売機などでもすぐに手に入るのでどこでも出来ること。
そして即効性があるのも見逃せません。
実際の体験談とオススメの方法など
例えば、夏場や春先に汗をビッショリかいた時に、汗拭きシートやデオドランドを使いたいときがありますよね?
そんな時にこそ、この方法が有効なのです。
- 冷えたペットボトルをリンパ節に当てる
- 汗を止めることでデオドラント効果もUP
実際、夏場に汗やニオイ対策をしようとしても、その最中に汗が流れ続けることがありませんか?
せっかく何度も何度も汗ふきシートで拭いたり、デオドランドでニオイ対策をしても、その最中の汗のせいで効果が落ちてしまいますよね。
そんな時こそ、まず汗を止めてあげることが大切なのです。
リンパ節にペットボトルを当てることで冷やし、そして体温を下げて汗を止めます。
汗を止めて清潔にする→デオドラント効果を引き出す
そして、汗ふきシートでしっかりと汗と雑菌を拭き取ります。
そのうえで制汗剤やデオドランドを使うのです。
そうすると汗のかきやすい夏場でも、ニオイや汗対策にしっかりと対応をすることが出来ました。
- 清潔=デオドラント効果を引き出す
- 冷たいペットボトルは一石二鳥
また冷やすだけでなく、きちんと飲料としても活用することが出来ます。
水分補給も行うことができるので、暑い季節の冷たいペットボトルは、一石二鳥の役割を果たしてくれるでしょう。
ちなみに冷たすぎる場合は、ハンカチやタオルで巻いてリンパ節に当てる方法もあります。
冷たいものが苦手な場合は、こちらも活用してみてください。
緊急や不安の連続には?知っておくべき注意点
暑さによる汗を止めるには、大きな役割を果たしてくれるのですが、注意点もあります。
これは緊張による発汗には、暑さ対策のときほどの効果がありません。
とは言っても、まったく効果がないわけではありません。
そもそも緊張による精神性発汗は、暑さによるものではなく、大部分は緊張や不安による精神的なもの。
- 緊張した時はまずリラックスに集中
- 首の後ろを冷やして落ち着く
そのため、リンパ節を冷やしても抜群の効果を得にくいのは当然のこと。
精神性発汗への対処法は、まず気持ちを落ち着かせること、リラックスすることが一番です。
ただ、首のうしろなどを冷やすとその刺激によって、交感神経を和らげます。
そうするとリラックス効果のある、副交感神経を呼び起こすことに。
深呼吸やリラックスすること、何かとリンパ節対策を組み合わせることで、より効果は得られるでしょう。
汗を止めたい時にやるべきことの一覧
大切なのは、まず焦らないことです。
どうしよう?気になる。この感情が余計に事態を悪くさせてしまいます。
焦れば焦るほどに、汗が噴き出してきませんか?
そんなときは汗を出したいと思いましょう。
汗が止まらないことによって、何かを失うことはほぼありません。
気持ちが落ち着いたら、実際に汗への対処しましょう。
- リンパ節を冷やす
- 水分補給をする
- 気持ちをリラックスさせる
この3つをおこなうことで、自然と汗を抑えて、通常通りの状態に近づけることができるでしょう。
この上記3つを頭に入れておくことで、厳しい夏を涼しげな表情でなおかつさわやかに乗り切ることができるでしょう。
今回のまとめ
緊急時の汗対策はいかがでしたでしょうか。
緊急時になってしまうと、どうしても焦ってしまい、さらに汗をかいてしまう悪循環に陥りやすいですよね。
そんな時こそ、気持ちを一度落ち着かせてリンパ節を冷やしましょう。
ニオイや汗を気にしすぎてしまうと、それがさらなる汗にも繋がります。
まずはリンパ節を冷やして、その上で汗ふきシートやデオドランド、制汗剤を活用しましょう。
わたしも汗を非常にかきやすい体質だったのですが、このリンパ節を冷やす方法は、とても効果を感じました。
体質などにもよりますが、一度は試してみる価値はあるはずですよ!
緊急時やここぞという時にも使えるので、そんな時はこの方法を思い出してください。
あなたの悩みがひとつ消えますように。最後まで読んでいただき有難うございました。