ワキガ・チチガ・スソガだけでなく、手術や治療を考えたときに、かならず解決しなければいけないのが費用の工面です。
どんなに手術や治療を受けたくても、この金銭問題をクリアしないことには、そこから先に進むことが出来ません。
しかし、諦めないでください。
手術や治療を受けたいけど、お金がない方を救済するのが、医療ローンです。
医療ローンは、手術や治療を受ける上で、資金が足りないときに問題を解決してくれるものです。
今回は医療ローンについて、詳しく掘り下げていきましょう。利用条件から医療ローンの全貌まで、この記事ですべてを把握することが出来ます。
費用の工面に困ったときのお助け!医療ローンってなに?
わたしがワキガ手術を受けた時は、保険適用で約5万円以下で済みました。保険が適用された状態でも、約5万円です。
とはいえ、手術や治療を考えたときに、すべての手術や治療に保険が適用されるわけではありませんよね。
保険が適用されれば、3割の負担で済みます。
しかし、保険適用外となれば、3割負担ではなく全額での負担です。
数千円程度であればまだしも、手術や治療内容によっては、金額は数十万になってしまいます。
そんな金額を簡単に用意できる方は、限られているでしょう。
- 保険適用で3割負担
- 保険適用外は全額負担
じつは、金銭的な問題で手術や治療を諦めてしまっている人も多いはずです。
そんなときに医療ローンがあれば、まとまったお金を借り入れることができるため、念願の手術や治療を受けることができるようになるのです。
医療ローンを利用すれば、今まで諦めていた手術や治療も受けることが出来ます。
手術や治療を金銭的な事情で諦める必要がないということです。
医療ローンとは?基礎知識を学ぼう
そもそも医療ローンとはどんなものなのか?
年齢や制限、対象や審査など、さまざまな具体的な条件がどのようなものか見てみましょう。
医療ローンの基礎知識編です。
ワキガ・チチガ・スソガから脱毛や美容整形まで
医療ローンと聞くと、健康などに関わる手術や治療だけが、対象に思われがちですが、じつは制限はありません。
ワキガ・チチガ・スソガから脱毛や美容整形、レーシックなど、その対象は想像以上に広範囲です。
- ワキガ
- チチガ
- スソガ
- 脱毛
- 美容整形全般
- レーシック
これだけでも、まだ一部しか挙げていません。そのほかにも、対象となる手術や治療は多いです。
ほとんどの手術や治療が対象といっても過言ではないでしょう。
健康に関わる問題だけでなく、コンプレックス対策や美容面でも、医療ローンを利用することが出来るのです。
医療ローンと通常のローンの違いとは?
医療ローンと通常のローンでは、何が違うのか?
その最大の違いは、使用する目的が限られているということです。
たとえば消費者金融などのローンであれば、買い物や旅行など自由に使うことが出来ます。
しかし、医療ローンであれば使えるのは医療目的のみです。
- 医療ローンは医療目的のみ
- 通常のローンは自由
使える目的以外では、借入先の違いによって、返済時にも若干の違いがあります。
病院などの紹介による医療ローンと、銀行などによる医療ローンでは、返済時の金利にも違いがあります。
一概には言えませんが、前者は比較的金利が高い傾向にあり、後者の銀行のローンは、比較的金利が低い傾向にあるのも特徴といえるでしょう。
お金を借り入れるということは、返済時のシミュレーションも想定しておかなければなりません。
借入の際は、かならず金利の確認をおこないましょう。
メリットとデメリットを考える
つぎに、医療ローンを利用したときの、メリットとデメリットについても見ていきましょう。
どちらも把握し、そのうえでどうすべきか判断していく必要があります。
メリット
医療ローンを利用するうえで、最大のメリットとなるのは、希望の手術や治療を受けるれることでしょう。
金銭面で諦めざるおえなかった悩み、これを解決することが出来るのは、最大のメリット。
- 好きな時期に希望の手術や治療を受けれる
- 悩みを解決することができる
そして、貯金をするための時間なども必要なく、好きな時期に手術や治療を受けることが出来る点も見逃せません。
悩みの深刻度が深ければ深いほど、早期解決によって、人生が好転するケースもあります。
一時的な負担があることは事実ですが、結果的に金額以上の価値があることも考えられます。
結果として、医療ローンの利用は、借入金以上の見返りをもたらすこともあるでしょう。
デメリット
デメリットとして考えられるのは、高額な支払いをした場合に、生活に影響を与える可能性がある点です。
お金を借り入れた以上、かならず返済はおこなわないといけません。
そのため、全額を返済するまでは、月々の返済費用が必要となります。
- 返済で生活に支障がでる恐れがある
- 医療機関の変更が難しい
普段の生活費に、さらに返済費用がのしかかってくることになるため、生活が苦しくなってしまうケースも考えられるでしょう。
また手術や治療の過程で医療機関に疑問を感じ、医療機関の変更を申し出た場合、受け付けてもらえないか、もしくは全額返済を求められることもあります。
金利や医療機関を慎重に見定めて、選んでいく必要があるでしょう。
ローン審査の3つの基準とポイント
ローン審査を通過するうえで、知っておきたい基準やポイントが3つあります。
これらを知っておくことで、おおまかに審査が通過できるかどうかを判断できるでしょう。
ご自身の状況と照らし合わせて、見てください。
1.安定して継続的な収入がある
まず第一条件は、なんといっても収入面です。
金融機関からお金を借りるということは、当然返済する能力が必要となります。
それを客観的に証明できることは、借入をおこなう上で、非常に重要な要素です。
金融機関も返済能力がない方にお金を貸していては、赤字どころか一切のメリットがありません。
- 返済能力があるか
- 継続的な収入の見込み
そのため、上記2点がとくに重要です。
全額返済できる財力はもちろんのこと、そこに継続して安定した収入が見込めるという条件が付いてきます。
逆にいえば、信頼性のある返済能力を証明することが出来れば、審査を通過するのは容易とも言えるでしょう。
2.過去に金融トラブルを起こしていない
ただし、安定した収入が証明できたとしても、過去に金融トラブルを起こしてる場合は注意が必要です。
過去に金融トラブルを起こしていませんか?
たとえば、クレジットカードの支払の長期遅延、自己破産などをはじめとした信頼性を損なうトラブルです。
- 返済の長期遅延
- 過去5年間の情報
これらの信用情報というのは、過去5年間に渡って情報として共有されるため、かんたんに帳消しにすることが出来ません。
トラブルの数が増えたり、トラブルが重大であればあるだけど、信頼性が低下します。
自分自身の過去を振り返り、金融トラブルの有無について考えてみましょう。
しかし、トラブルがあっても諦める必要はありません。
3.審査に絶対的なルールはない
とはいえ、これらはあくまで一部です。100%絶対的なものではなく、審査内容のすべてとも言えません。
もちろん、1.2に関しては必須の条件と言っても過言ではありませんが、これ以外の条件の審査や判断もされた上での結果です。
実際のところ、多少不十分ケースもあります。
客観的な信頼性を得ることが出来れば、審査には通過しますし、その逆もまた然りです。
- 審査基準は独自である
- 信頼性が重要
正直なところ、審査を受けてみなければ、結果は分からないというのが、本音です。
ただし、ひたらす手当たり次第に審査を申し込むことは、印象を悪くすることになります。
落選してしまった場合は、客観的に不十分な点を考えて、改善を加えることで次回の審査は通過の可能性が高まるでしょう。
ある程度期間を空けた上で、再審査を申し込むようにしましょう。
番外編・万が一審査落ちした時の対処法
もしも医療ローンの審査に通過出来なかった場合、別の方法も存在します。
それはクレジットカードローンの利用です。
手術や治療の支払いをする際に、クレジットカードでの支払いを選択できることがほとんどのため、クレジットカードは所持していると便利でしょう。
- クレジットカードの使用も考える
- 一枚持っておくと便利
医療ローンに比べて、審査基準もそこまで厳しくありません。
なおかつ、お手軽で最短で費用を工面できる方法でもあります。
ただし、カードローンやキャッシングというのは、便利であるがゆえ、簡単に利用してしまいがちですが、金利が高くなってしまうことも多いです。
かならず返済のことも計算して、利用を検討するようにしましょう。
利用する前の注意点を知る
医療ローンを利用する前に、知っておきたい注意点についても、理解しておく必要があります。
理解しておくことで、失敗や後悔の可能性を格段に低くしてくれるでしょう。
医療ローンを利用するまえに、いちど冷静になって考える必要があります。
手術や治療は必要なものなのか?
利用する前に、本当に自分自身に必要な手術や治療であるか、冷静に判断をしましょう。
命に関わる一刻を争う状況、健康に大きな影響を及ぼす病気、これらは手術や治療は必須といっても過言ではありません。
迷う必要もないでしょう。
- 冷静に必要なのか判断する
- そのほかの選択肢も調べる
しかし、それ以外の手術や治療というのは、すべてが生きていくうえで必要とは言えないのも事実です。
ただし、重大な支障をもたらす深刻な悩みであったり、心底解決を望む強い意思があるのであれば、必要であるともいえるでしょう。
その点をふまえて、今一度冷静になって見つめ直してみましょう。
収入や家計をふまえて返済可能であるか
つぎに、借り入れる前に、自分の収入や月々の生活費などをクリアにしておく必要があります。
この点を把握せずにあいまいにすると、借入後に生活が圧迫されてしまう可能性が高くなります。
長期的な視点で見る必要があります。
- 返済費用を含めた生活費を計算する
- 長期的な視点で考える
月々の収入と支出のバランスを見ながら、金利を選定し、なおかつ無理のない月々の返済シミュレーションを立てていかなければなりません。
返済の充てもなく、借入てしまうのはあまりにもリスクが高いです。
なにより審査の段階で通過できないことも考えられます。
自分自身の収入と支出を把握したうえで、ローンを考えるようにしましょう。
審査の時間などがある
お金を借りるということは、収入を証明する書類などの用意や提出、それを審査する手間と時間が必ず発生します。
その審査を通過したうえで、借り入れが出来る場合と借入できない場合に分けられることになります。
融資までの時間が、必ず発生します。
- 受け取りまでに時間が掛かる
- 手術を受けたい時期を逆算して申し込む
当然ですが、審査が終了として融資を受けるまでは、治療費などは自己負担となります。
もしも医療ローンの利用を考えている場合は、この審査期間や受け取りまでの時間も考慮して、検討していく必要があるでしょう。
わたしのワキガ手術の経験などは、下記にまとめてあるので、治療の際などに参考にしてみてください。
今回のまとめ
手術や治療を考えたときに、費用の工面というのは、最初の障害となります。
そのため、金銭面に余裕がない場合は、選択肢を考える前に諦めてしまうこともあるでしょう。
そんなときに救いとなるのが、医療ローンです。
ただし、安易な判断というのはおすすめしません。医療ローンを利用することで、メリットとデメリットがかならず存在します。
総合的に判断した上で、最終的な結論を出すようにしましょう。
あなたの悩みがひとつ消えますように。最後まで読んでいただき有難うございました。