もし、アナタがワキガ手術を決断した場合、学校や職場にはなんと伝えますか？
「ワキガ手術のために、休みを取ります」
という人は、おそらくほとんどいないでしょう。もちろん、理由を言えることに越したことはありません。
しかし出来ることなら、誰にも知られずにひっそりとワキガ手術を終えたい。
そして、何事もなかったかのように、今まで通りの生活に戻りたい。
これが、本音ではないでしょうか？
わたしも会社勤めをしているときは、そんな休日問題に直面しました。それによって、いちど手術を先延ばしにした経験があります。
そんな過去の経験を生かし、今回は休暇を取るときに使える口実を考えてみました。
合理的で休み明けにも支障のない理由を考えながら、さらにそれぞれのメリットとデメリットについても解説しています。
休むときの口実に困ったときは、ぜひ活用して手術や治療に集中できるようにしましょう。
先生・上司・職場へ長期休暇の相談！会社や学校で使える理由を考えてみた
まずはじめに、あなたは会社や学校、家族に手術のことを打ち明けられますか？または打ち明ける予定ですか？
答えによって、次の選択肢が大きく変わってくるでしょう。
わたしもこの問題に直面した当時は、どうすべきか非常に悩みました。
もし打ち明けることができれば、ストレスもなくウソをつく必要ないのでそれが一番ですよね。
とはいえ、ニオイの問題はデリケートで、想像以上に打ち明けづらい問題です。
- 人には言いづらいナイーブな問題
- 言う言わないによってメリットとデメリットが異なる
できる限り他人には知られたくない、と考えるのが当たり前の意見です。
しかし、一方ではどちらが一概に良いとも言えません。
なぜなら手術のことを打ち明けるか、それとも打ち明けないか、どちらにもメリットとデメリットが存在しているためです。
そこでまずは、メリットとデメリットを知った上で、答えを出してみても良いのではないでしょうか？
成功と失敗を分けるのは、事前にシミュレーションしておけるかどうかです。
【比較】手術を受ける理由を正直に話すメリット・デメリット
それでは、正直に話すことのメリット、デメリットについて考えてみましょう。
正直に話すことが出来ればメリットも大きいですが、その反面、大きなデメリットも抱えている点は見逃せません。
何が自分にとってOKで、逆になにがNGであるのか、この点をハッキリさせた上で考えてみましょう。
３つのメリット
まず、あらゆる面での面倒な手間が省かれることが、一つ目のメリットです。
なぜなら、休む理由を作ってしまえば、ウソをつき続けないといけません。
理由によっては、矛盾が起きないようにしばらく生活しないといけません。
「別に大丈夫そう」とカンタンには見えますが、意外にも苦労が多く大変なことですよ。
というのも、会話をするときなどは、しばらくは休みのことを忘れてはいけません。
- 手術前と手術後の話のつじつま合わせが必要ない
- 学校や職場での動きの制限に理解がもらえる
- 休みを取る必要がなくなる可能性がある
たとえば仮に「長期旅行」という理由で、会社を休んだとしましょう。
そうなった場合、休み明け以降も、旅行に行ってた事実を忘れないようにする必要があります。
旅行に合わせてお土産も買ったり、たとえば旅行中に「どんなことをした？」など、聞かれる可能性もあるということです。
正直に話せば、こういったウソをつく必要がありませんので、万が一手術がバレるなんて心配も要らないでしょう。
- ウソにウソを重ねないといけなくなる
- 常についた嘘を頭に入れておかなければならない
また手術によっては、どうしても身体の動きに制限が出てきます。
しかし、手術を知っていれば学校で授業を休めたり、仕事の場合は負担を減らしてもらえる可能性も考えられます。
術後はできるだけ無理しない方が良いので、負担が減る可能性があるのは、最大のメリットとなります。
それだけではありません。
周囲からの理解を得ることができれば、隠すためにムリして動いたりする必要もありません。
よって傷口の回復が早くなることもあるでしょう。
職場や学校の環境によっては、わざわざ長期休暇を取る必要がないと言ってくれる可能性もあります。
ただし、注意が必要なのは、ある意味ギャンブル要素的な一面があることです。
２つのデメリット
メリットは大きいのですが、その反面デメリットも大きなものです。
というのも、やはりワキガ手術を他人に知られてしまうというのは、恥ずかしさもあります。
おそらく「手術をします」と声を大にして言えるのは、鋼のメンタルを持つごく一部だけです。
- 会社や学校の人にわきがを知られてしまう
- 周囲の理解が得られない可能性がある
一方の人間から見れば、ワキガは大した悩みでないかもしれません。
しかし、悩みを抱えている人間にとっては、深刻でデリケートな問題ですよね。
ましてや知られるのは他人であり、学校であれば友人の可能性もあります。
家族なら別ですが、さまざまな理由で理解を得られないリスクもあるでしょう。
他人と自分では悩みも違えば、考え方も違います。
十分に気遣ってくださる方もいますが、全員がそうとは限りません。
理解が得られないというのは、いわゆる話の「ネタ」になってしまう可能性があるということです。
- 会社内
- 学校
- 友人同士
- ご近所
人はウワサ好きな生き物です。
これは周囲の環境に左右されますし、打ち明けるべき人間は慎重に考えるべきでしょう。
リスクを取る覚悟があるか、それとも覚悟はないか、冷静に総合的に考える必要があります。
休む理由・言い訳をつくるメリット・デメリット
今度は休む理由を作った場合の、メリットとデメリットを考えていきましょう。
正直に話すことに比べて、リスク自体は低めです。
ただし、周囲の環境や置かれた状況によって異なるため、比較しながら参考にして下さいね。
２つのメリット
最大のメリットは、やはり周囲に手術を知られないことでしょう。
知られなければ白い目で見られることもなければ、恥ずかしい思いもしなくて大丈夫です。
これが手術を受ける人にとって、一番の理想と言っても過言ではないはずです。
わたし自身もそう思っていました。
- 周囲に手術を知られない
- 手術を知られることによるデメリットが無くなる
それだけでなく、周囲に打ち明けたり、相談する際の苦労や手間もありません。
相手や周囲に気を使わせることもないですし、環境によっては、こちらの方がスムーズなケースもあるでしょう。
また前述のとおり、手術を打ち明けた際におこってしまう、万が一のデメリットがおこるリスクもなくなります。
手術前と手術後の環境が良い意味で何も変わることがない。
これはなにより気楽で安心ですよね？
２つのデメリット
逆にデメリットは、手術前より術後に多くあるでしょう。
たとえば、手術を知らないということは、仕事での大きな負担となる作業をいつも通りしないといけなくなります。
手術のことを知らないのであれば、いつも通りに仕事などをしていなければ、「おかしい」「仕事をサボっている」などと思うかもしれませんよね。
- 仕事や学校で支障が出る可能性がある
- 負担があると傷口に影響が出る
しかし、術後というのは、すぐに激しい運動や作業を100％の状態で行えるわけではありません。
手術や治療方法にもよりますが、わたしが手術を受けた剪除法はとくに安静が必要です。
また制限があることで、万が一傷口の治りが遅くなれば、さらに生活や仕事に影響が生じるでしょう。
悪い影響はできるだけ長引させたくありません。
そして、100％の状態で動くことができなければ、さらに周囲に異変を疑われるキケンもあります。
その結果、周囲があなたの分の負担をよけいに強いることもありえます。
このような理由から、休む口実をつくるということは、知られる可能性も0％ではないことを忘れてはいけません。
【使える参考例】言い訳・休む理由を考えてみた
最後に長期休暇をとるにあたって、使える理由のサンプルを考えてみました。
長期休暇ということは、おそらく事前申告になるはずです。
そのため、もちろん定番の風邪などは使いづらい理由でしょう。
休むことを疑われにくく、なおかつ休み明けも面倒でない理由が、もっとも理想的な形です。
そんなポイントを踏まえて、下記で実例を紹介します。
休む理由のサンプル例
- 別の部位での手術を理由にする
- 女性であれば、女性特有の病気など
- 精神的な不調orざっくり病気と言って、あとはプライバシーで貫きとおす
- 異常が見つかったので検査入院することになった
- 旅行やプライベートな理由
- 身内が体調を崩したが、ひとりのためその付き添いで
- 身内の不幸
- 海外旅行と言って有給休暇を取ってしまう
ざっと思いついたところで、こんな理由でしょうか。
ポイントは、術後も矛盾が生じたり、できるだけ面倒がない方法を選ぶことです。
ただし注意も必要です。
なぜなら、会社によっては、病気の場合診断書の提出が必要なケースもあるためです。
その点はかならず、事前に確認をしておくようにしましょう。
また、仕事の場合はどんな理由であれ、周囲に迷惑が掛かりにくいように根回しと準備をしておくこともたいせつですね。
日頃の生活から、周囲との良好な関係づくりなどもたいせつです。
あとは、保険から知られる可能性もありうるので、確認しておくことをおすすめします。
そのほかの悩みや具体的な解決方法まで、わたしの実体験は下記にまとめてあります。
今回のまとめ
今回は手術や治療にあたって直面する、休日問題について考えてみました。
社会人でなく学生などであれば、夏休みなどの長期休暇の時期まで待つことが出来ます。
そのため比較的、予定が立てやすいでしょう。
本来、社会人も有給休暇などでスムーズに休みが取れるはずです。
しかし、実際はそうはいかないというのが現実ではないでしょうか。
休む理由を考えるのもたいせつですが、普段から休みを取りやすいように下地を固めておくのも重要なことです。
肝心な時に休みが取れるように、日頃の積み重ねを忘れないようにしておきましょう。
普段の行いや自分自身のキャラクターによって、印象や影響が変わる部分は多々あるはずです。
人生の転機にそなえて、日頃から準備をすすめておきましょう。
あなたの悩みがひとつ消えますように。最後まで読んでいただき有難うございました。