香水は自分で気に入って購入したもの、プレゼントでもらったもの、購入したけどあまり使っていないものなど、気づかないうちにみるみる溜まっていくもの。
「香水を捨てるのはもったいない」
「再利用の方法はないかな?」
など、考えてみるもののやり方も分からず、その処分方法には困ってしまうものですよね。
今回は、そんな香水の処分方法に困ってる方に向けての再利用方法、そして最終手段としての処分方法について、お伝えします。
【リサイクル・捨て方】香水の意外な再利用方法と処分方法
香水には処分をするのか、再利用をするのか選択肢がふたつありますね。
香水はオシャレなボトルのデザインも多く、二次利用することも考えてしまいます。
逆に置き場所に困ってしまう場合は、処分をすることを考えるべきでしょう。
もっとも避けるべきは、使うこともないまま何もせずに放置してしまうこと。
それであればいっそのこと、処分をするか二次利用をして、すっきりしてしまいましょう。
その前に香水の基礎知識として、法律と香水の関係性について、見ていきます。
違反のおそれ?香水と薬事法の関係とは
香水と薬事法?と思ってしまうかもしれませんが、じつはこの二つには密接な関係があるのです。
薬事法(やくじほう)とは?
- 1961年に制定。その内容は、医薬品や医薬部外品、または化粧品や医療機器の取扱いについて定めた法律です。これらに該当する商品を製造または販売、国外への輸出・国内への輸入をする際のルール決め。商品容器への表示(成分、内容量、毒性など)について規定している。
じつはわたしたちが普段何気なく使っている香水も、この薬事法内で定められたルールに沿って、販売されています。
その中で未開封の香水であれば、3年間は劣化しないように製造することを義務付けられています。
ただし、それは未開封の目安です。もし、開封してしまえば、さらにその期間は短縮してしまいます。
保存方法にもよりますが、約1年くらいで劣化してしまうでしょう。
香水の使用期限のおおよその目安として、覚えておきましょう。
そして、劣化した香水を使ってしまえば、一体どうなるのか?注意が必要な面もあります。
香りの変化と肌トラブル・劣化した香水を使うとどうなる?
香水は劣化し始めると、まず香りが薄くなったり、香り自体に変化が表れます。
そこから、更に劣化が進んでいくと、カビっぽいニオイが発生したり、見た目の色も明らかに変化します。
水分の色味が変化するのは、目に見えて劣化しているのが、分かります。
しかし、それは劣化がかなり進んでいる証拠。初期段階では、全く見た目に変化がない場合もあります。
- 劣化しても見た目で分からないケースもある
- シミや肌荒れを起こす
香水は肌に直接つけるため、劣化した香水をつけてしまうと、肌トラブルの原因となります。
香水をつけた部分が肌荒れを起こしたり、シミになったりします。
香水をつける場所は、皮膚の中でも目立つ部分につけてしまいがち。
目立つ場所の肌荒れ、ましてやシミなど避けたいですよね。
ですので、正しいつけ方も知っておきましょう。正しい付け方はこちらの記事をどうぞ。
アレンジ・香水の再利用方法
そこで、香水の使用期限は過ぎてしまったけど、もったないし再利用したい。
そんな方に向けてのオススメの再利用方法をいくつか紹介します。
甘い・セクシー・さわやか・好きな香りでルームフレグランス
再利用の方法として、もっとも合理的なのが、ルームフレグランスとして使用する方法です。
香水はニオイだけでなく、ボトル自体も洗練されたデザインが多く、インテリアとしても映えるものが多いです。
ほんのりニオイを香らせたい程度に考えている場合は、お手持ちのハンカチや分厚目の紙でも構いません。
それらに軽く香水をふきかけて、置いておくだけ。
- 香水ならではの香りを生かしたルームフレグランス
- 竹串を挿して自作の香水に
お手軽に香りを楽しむことができるため、オススメです。
それ以外にも、ボトルのキャップを外し、そこに竹串やラタンスティックを直接挿すだけです。
香水が部屋中全体に行き渡り、香りからオシャレな空間を演出することが可能です。
香りで部屋のイメージはガラッと変わります。
花瓶・キャンドル・自作のインテリアとして活用する
中身を出し切ってそのままインテリアにしてしまうのも、一つの方法。
窓辺に置いたり、大きなものであれば花瓶にしたりなど、さまざまな活用方法が考えられます。
香水のボトルのデザインを生かし、インテリアとして活用したい場合は、ボトルごと活用するのもオススメ。
- 花瓶として活用する
- キャンドル代わりにする
- インテリアとして置物にする
香水ボトルの大きさにもよりますが、キャンドルに使う方法も増えているそう。室内で幻想的な空間を演出できるでしょう。
アイディア次第で、不要になった香水もオシャレな空間を演出するアイテムに様変わり。
アナタなりの活用方法を考えてみるのも、ひとつの楽しみ方ではないでしょうか。
ダニ退治・お風呂や掃除で活用する
次に活用するのは、バスタイムの時です。
お風呂を溜めたあとに、そこに香水をお好みで何滴かたらすだけ。
香りを楽しみながら、ゆっくり過ごすことができるので、香りとお風呂好きの方にはもってこいの方法ですね。
また掃除の際に活用することも出来ます。
- お風呂に香水を入れる(開封後の期限に注意)
- ダニ退治などの掃除に活用する
香水の成分の中には、アルコールが含まれているため、ダニ退治などにも効果があります。
バケツに溜めた水の中に、香水を数滴落としたり、または濡らしたタオルに数滴垂らして使うことも可能です。
最初は少量にして、徐々に量を増やしながら、試していく方法がベター。
番外編・香水を薄めて使う
あまり香水の香りが好みでない場合に向いてる方法です。
香りが好みでない場合、ニオイが邪魔になってしまうので、香水のニオイを抑えてしまうというやり方。
方法は簡単です。無水エタノールを使って香水の濃度を薄めるだけ。
濃度を薄めるとニオイも弱くなり、より生活に邪魔にならないさりげない香りの演出が出来ます。
これはニオイの好みによって、加減して使い分けましょう。
玄関口などに置いて使うのも、オススメの方法ですね。
無水エタノールは薬局などでも販売しています。
【解体して廃棄or買取】香水の処分方法は?
ここまで、香水の再利用方法をお伝えしてきました。
それでも処分したい方に向けて、最終手段の処分方法をお伝えします。
- 通気性の良い場所を確保する
- 中身を出し切る
- 手袋・ニッパー・マイナスドライバーを用意
- 金具とボトル部分を解体
- 分別して廃棄する
まず中身が残っている場合は、中身を新聞紙などに染み込ませ出し切ります。
絶対にしてはいけないのが、シンクなどでそのまま流す方法。
香水はアルコールが入っていますし、またニオイがずっと残ってしまいやすいため、必ず紙に染み込ませましょう。
その際ですが、念のため部屋の中での作業は、避けるのがベター。
ベランダや通気性の良い場所でしましょう。わたしの場合、室内でしてしまったため、しばらく部屋にニオイが残りました。
中身を出し切った後は、ニッパーを使って解体。
簡単に取れるタイプもあるのですが、大体はニッパーでの解体が必要。
スプレー部分は金具が使用されていることが多いため、その金具部分をニッパーで取り外します。
マイナスドライバーなども役に立ちました。
解体後に金具部分とボトルの瓶の部分を分別し、お住まいの地域の決まりに従って捨てるだけ。
解体をする際ですが、危険なため手袋をしたり、汚れないような環境を作って行うほうが良いでしょう。
未開封の場合は?
せっかくの未開封の場合は、オークションや香水の買い取りを行っているお店もあるため、売ってしまうのも一つの方法ですね。
人気の商品は高値で取引されている場合もあるので、気に入らない香りのものや未使用で処分に困ってるものがあれば、無理に開封しない方が良い場合もあります。
開封してしまうと、買い取ってもらえなくなったり、価値が半減する可能性も。
さらにそこから処分の手間も発生します。
未開封の場合は、一度市場価値を調べてみたほうが良いでしょう。
今回のまとめ
ついつい増えてしまいがちな香水。
使わないものは再利用をすることで、新しい価値を生み出してくれることもありますね。
わたしも自宅では香水が気づかぬうちに溜まっているのですが、ルームフレグランスにするなど再利用につとめています。
好きな香りの暮らしの中で、生活するのも気分が上がったり、時には気分転換にもなりますね。
あらためて香りは気分をリフレッシュさせてくれたり、自分自身のイメージを作ってくれるだけでなく、さまざまな活用方法があることを再認識させてくれました。
是非、今回参考にできる点があれば、活用してみてくださいね。
あなたの悩みがひとつ消えますように。最後まで読んでいただき有難うございました。