普段、自分の頭皮のニオイをどれくらい気にしていますか?
汗をかくと顔やワキ、身体のニオイは気になるものですが、じつは意外と気づかない頭皮のニオイ。
「毎日きちんとシャンプーをしてるし大丈夫」
「汗もそこまでかかないし心配ない」
そんな風に思っている方にこそ、注意が必要です。
今回はそんな頭皮のニオイの4つの原因と対策について、詳しく紹介します。
臭ってしまう前に、きちんとケアをしましょう。
【シャンプーケアだけじゃない】気になる頭皮のニオイの原因と改善策は?
頭皮は身体の中で、もっとも皮脂腺が多い場所。
なおかつ常に外気にさらされている場所ですので、さまざまなニオイを髪が吸収しがちです。
たっぷりと皮脂を出し、その上でさまざまな生活臭や外気のニオイが染み込む頭髪、これを想像しただけで、きちんとしたケアが必要だと思いませんか?
夏場だけでなく、じつはそれ以外の季節も常に汗をかいているため、注意が必要です。
枕にも染み込む・頭皮が臭ってしまう4つの原因をチェック
- 頭皮の皮脂の過剰な分泌
- タバコやホコリ、または香水やシャンプーなどの残り香
- 洗髪後に濡れたままで放置する
- ストレスや食生活による影響
しっかりと洗髪をしているにも関わらず、なぜ頭皮は臭ってしまうのか?
毎日お風呂に入り、頭皮を洗っていても、気づいたらフケが出てしまうこともありますよね。
そんな清潔なはずの頭皮に、フケが出てしまったり、臭ってしまうのには、いくつかの原因が考えられます。
おもに頭皮が臭う原因は、上記4つが原因の可能性が高いです。
ご自身の生活習慣などを振り返って、心当たりはあるでしょうか。
大切なのは、臭ってからではなく、臭ってしまう前に対策です。
では、ここからさらに臭う原因を、それぞれ掘り下げていきましょう。
外出先で取りにくい・頭皮の皮脂の過剰な分泌
- 顔の2倍の皮脂を分泌する
- 皮脂を放置すると雑菌が繁殖する
皮脂という言葉をイメージすると、まず最初に浮かぶのは、顔のアブラやそれにともなうテカリ具合などではないでしょうか?
人間の身体の中でもっとも皮脂が目立つのは、顔の皮脂です。
しかし、そんな目立つ顔の皮脂以上に、頭皮は皮脂を分泌しています。
その量はおおよそ顔の2倍近くの皮脂を、分泌していると言われています。
そのためケアをせずに放置しつづけると、皮脂から雑菌が繁殖し、強いニオイを放つ原因に。
予防と対策方法
ココがポイント
- 38度で指の腹を使って洗浄する
- すすぎは十分に行う
- シャンプー選びを考える
洗髪のポイントは、丁寧に髪を洗うだけではなく、頭皮もしっかりと洗いましょう。
頭皮を洗う際は爪を立てるのではなく、指の腹を使って適度な力とお湯の温度(38℃)でていねいに洗います。
力を入れすぎてゴシゴシと洗ってしまうと、皮脂が過剰に落ちすぎてしまい、更に皮脂の分泌を促してしまう結果になります。
しっかりと指の腹を使って洗ったあとは、十分に頭皮と髪をすすぐことも重要。
じつは思っている以上に、シャンプーやトリートメントの成分は落ちきっていません。
しっかりと全体を念入りにすすぐようにしましょう。
また、市販のシャンプーは基本的に洗浄力が非常に高いです。
そのため、美容室で独自に出しているシャンプーや洗浄力が強すぎないシャンプーを選ぶのも、大切でしょう。
食べ物・さまざまなニオイが混ざった残り香
- 食べ物・外気・整髪料などのニオイが原因
- 皮脂と頭皮の汚れと混ざり合う
頭皮や髪はつねに露出した状態にあるために、外のニオイや生活臭、シャンプーのニオイ、または香水など、とにかく多くのニオイと触れています。
そのため、すべてのニオイが混ざった上に皮脂が分泌され、結果的に強いニオイを放つ原因になります。
普段、ワックスやスタイリング剤などを使う場合は、更にニオイが上乗せされることになります。
タバコを吸っている場合も、自分では気づきにくいですが、髪に自然とニオイが移っています。
喫煙者の方はさらに注意が必要でしょう。
予防と対策方法
ココがポイント
- ブラッシングをこまめにする
- 香りを抑えめのシャンプーを選ぶ
対策としては、ブラッシングでホコリや汚れを落としたりすることです。
この一手間をかけるだけで、意外にも一定数の汚れは落ちます。
こまめにブラッシングで、余計な汚れは事前に落としておきましょう。
また、現在はとくに香りが強いシャンプーが多いですが、それは同時にほかのニオイも吸収しやすい状態を作ってしまうことになります。
シャンプーを選ぶ際は、香りを抑えたタイプを選択するようにしましょう。
髪へのダメージ・洗髪後に濡れたまま放置
- 湿気のある髪はニオイを吸い込む
- 湿気は雑菌が好む環境
お風呂から上がった際に、十分に髪は乾かしていますか?
女性は髪が長い場合が多く、髪を乾かすのも一苦労なので、半乾きの状態で放置しがち。
また男性は短いため、ササッと軽くタオルで拭いてから、放置してしまいがちですよね。
じつは、その濡れた髪がニオイの原因を作っています。
雑菌が繁殖する環境=湿気のある場所。
つまり髪や頭皮に水分が残っている状態は、雑菌の格好の繁殖場所になってしまいます。
しっかりと乾かさずに、濡れたままで髪を放置すれば、寝ている間に雑菌が繁殖します。
そして濡れた髪というのは、ニオイをより吸収しやすくします。
もし前日に放置した状態で寝てしまえば、最悪の状態です。
翌朝には雑菌が繁殖し続けた頭皮と、さまざまなニオイを吸収した髪、最悪の環境が朝から出来上がりです。
予防と対策方法
ココがポイント
- お風呂上りにきちんと髪を乾かす
- 湿気の多い環境を作らない
対策としては、洗髪をしたあとにしっかりと乾かすようにしましょう。
ドライヤーを使って、きちんと乾かしきるのが大切。
夏場は特に暑いので、半乾きにしがち。しっかりと乾かすことで、ニオイもつきにくく、更に髪の健康も保ちます。
あとは日頃のケアも大切です。
濡れた髪や湿気は雑菌の増やしてしまうため、汗をかいたら早めに拭き取る。
お風呂上りはすぐに乾かすのも、もっともシンプルで効果的な方法の一つでしょう。
薄毛にも影響・ストレスや食生活の影響
- ストレスはすべてに悪影響を与える
- 食事によって皮脂を多く発生させる
不安や緊張などによるストレスはニオイの原因になります。
ストレス状態が続くと、まず交感神経と副交感神経のバランスが乱れます。
結果、自律神経のバランスの乱れを起こすことに。
自律神経とは、身体のさまざまな場所の活動を活発するための役割を果たしているものです。
循環器・消化器などと、その数は多岐にわたります。
そんな自律神経が乱れてしまうと、関係する身体のさまざまな器官に、不調をもたらします。
そのひとつに、血行を悪くし代謝も下げることが挙げられます。
ポイント
血行が悪くなり代謝が下がると、体内での循環がうまく出来ないことにより、老廃物が排出されにくくなります。
そして、溜め込んだ老廃物を体内に溜めやすくします。
そうなれば、汗や体内から出るニオイは強くなることに。
それだけではなく、過剰なストレスは皮脂の分泌をうながす、男性ホルモンを必要以上に増加させます。
ストレスだけで、これだけの悪影響を与えるのです。
また食生活では、脂っこいものや肉中心の食生活、お菓子などの偏食を続けると、皮脂を過剰に分泌します。
過剰な皮脂はニオイの原因につながりますので、注意が必要。頭皮のニオイだけではありません。
その他にも、汗のニオイや体臭を強くしてしまう原因にもなります。
偏った食事は健康にも良くありませんね。
予防と対策方法
ココがポイント
- 定期的にストレス発散をする
- 野菜や和食中心の食生活をする
対策としては、なによりストレスを溜めないこと。
日常生活を送っていると、どうしても大なり小なりのストレスを感じる機会がありますよね。
しかし、感じたストレスは溜め込まないように、できるかぎりその日のうちに発散することを、意識しましょう。
楽観的な考えを持ったり、運動をする、趣味に没頭する、またはストレスに感じる空間やコミュニティなどを避けるなど。
意識的にストレスのない環境作りをしていくことも大切ですね。
食生活では、肉や脂っこいものを過剰にとりすぎないこと。
野菜や果物などを意識的にとり、バランスの良い食事をしましょう。
洋食にくらべると和食は過度な脂も少ないです。
くわえて栄養のバランスにも優れているために、積極的に摂るようにするのがベターでしょう。
月1でヘッドスパクレンジング・頭皮の汚れ落としとニオイ消し
これまで自分自身でできる対策を紹介してきましたが、美容室などでヘッドスパをおこなう方法もあります。
普段お風呂で髪を洗いますが、じつはそれでは落ちない頑固な汚れも存在しています。
整髪料をよく使っている、シャンプーの十分なすすぎができていない、正しい洗浄が出来ていない。
じつはこれらが原因で、頭皮のニオイを発生させている可能性もあります。
そんな頑固な汚れは、ニオイの原因になるだけでなく、薄毛や頭皮の環境を悪化させるケースも。
お店によってはカメラなどを使って、頭皮の状態をチェックすることが出来る場合もあるので、一度足を運んでみるのもオススメです。
ニオイケア・定期的に通うことで頭皮環境が健康になる
わたしも月に一度は、ヘッドスパをするようにしているのですが、頭のコリや眼精疲労なども同時に取れるのでオススメです。
もちろん普段のシャンプーだけでは落ちない汚れも、ヘッドスパによってしっかりと落とすことが出来るそうです。
もし、興味があれば是非試してみてください。
臭ってしまう前にケアを心がけましょう。
今回のまとめ
もし、自分の頭皮のニオイが気になった場合は、自分の指で頭皮に触れてみましょう。
そうすることで、自分の頭皮がどのようなニオイを出しているのか、分かります。
お風呂上がりなどは、汚れも落ちているため、特に強いニオイを感じません。
しかし、一日の仕事を終えた後に、そのニオイを確かめてみると、清潔にしててもニオイを放ってしまうもの。
わたしも自分自身で確認してみたのですが、臭ってショックでした^^;
以前、美容師の友人も話していました。どんなに手入れをしても、一日仕事を終えた後などは、どうしても頭皮のニオイは出てしまうとのこと。
ですので、そのニオイを最小限に抑えるためには、日頃の生活習慣やまた頭皮に対するケアを徹底する必要があるでしょう。
あなたの悩みがひとつ消えますように。最後まで読んでいただき有難うございました。