- 汗のニオイ
- わきが臭
- 足のニオイ
- 体臭全般
など、匂いは一括りにされがちですが、場所によってニオイの原因が違うことはご存じでしょうか?
そして、頭、ワキ、体、足によって匂いの種類が違うことは分かりますが、年齢によって、その匂いの種類も変化していきます。
それらを防ぐには、対策をしてニオイを防ぐことには変わりありません。
しかし、正しい対策をするためには、まずは原因を知り、正しい対策をしないとせっかくの効果も台無しになるでしょう。
今回は、年代別のニオイの原因と対策について、詳しく解説します。
正しい改善策を知ろう・部位別での匂いの違い&年齢別の消臭対策!
デオドランドや制汗スプレーを使っても、間違った知識で対策をしては、せっかくの効果も引き出すことが出来ません。
まずは、自分自身の年齢に応じた対策、また悩んでいる身体の部位によっての原因や対策が違うことを知ることが大切です。
たとえば、40代になれば体臭の悩みがあれば、そこに加齢臭の悩みが加わります。
このように10代、20代、30代、40代以上で、それぞれニオイも変われば対策にも、変化があります。
自分自身の年代に合わせて、原因や対策を見ていきましょう。
【頭皮・ワキ・身体・足】身体の部位別のニオイの種類と原因
基本的にニオイのもとになるのは、身体から出る汗、皮脂、皮膚に存在している常在菌の3つです。
- 汗
- 皮脂
- 皮膚の常在菌
じつはこれらは、単体ではニオイを発生させることはありません。
時間が経過するごとに、これらがすべて混ざり合います。
常在菌による皮脂や、汗の酸化と分解が進むことで、イヤなニオイガスを作り出すのです。
前述の通り、身体の部位によってそれぞれニオイが違うのは、そもそものニオイの原因と、その組み合わせ自体が違うためです。
たとえば、汗は汗でも足のニオイと、ワキのニオイが違うのが一例です。
そこにさらに、年齢を重ねることによって、ニオイの質にもまた変化が加わるでしょう。
頭皮のニオイの種類と原因
- エクリン腺による汗
- 皮脂腺から出る皮脂
- 常在菌
- 油のニオイ
ワキのニオイの種類と原因
- エクリン腺による汗
- アポクリン腺による汗
- 皮脂腺から出る皮脂
- 角質由来の脂質
- 常在菌
- 酢や香辛料、または鉛筆のニオイ
身体のニオイの種類と原因
- エクリン腺による汗
- 皮脂腺からの皮脂
- 角質由来の脂質
- 常在菌
- 草のニオイ
足のニオイの種類と原因
- エクリン腺による汗
- 角質由来の脂質
- 常在菌
- 納豆のニオイ
4つのニオイのまとめ
ワキは汗腺や皮脂をはじめとした、複数の影響があり、もっとも多くの原因を抱えています。
つまり放置してしまえば、ニオイが強くなってしまうことが、一目瞭然ですね。
逆に足のニオイは、もっとも原因となるものが少ないですが、その分空気に触れる機会が少なくムレがち。
そのため、数が少ないからと言って油断をすると、不快な鼻を刺すニオイを作り出してしまうでしょう。
なんとなくクサイニオイで一括りにされていたニオイも、こうして原因となるものを細かく見ていくと、それぞれに違いがあります。
さらに今度は、これらに加齢によるニオイの変化が加わります。
【10代・20代・30代・40代以上】年齢によるニオイの変化と理由
10代と40代で身体の同じ部位に同じ悩みを抱えていても、じつはその匂いは年齢によって異なります。
年を重ねるにつれて起こる身体の変化、そしてニオイの変化です。
身体から出る成分や肌質などにも変化が起きます。
そこで生活習慣の改善や食生活の意識の変化、またはデオドランドによる対策は、ニオイを抑える基本ですね。
そんな基本的なデオドランドによる対策はもちろんのこと、さらに年齢別でのひと手間かけることで、ニオイは確実に抑制されます。
10代の対策・予防法
10代はもっとも汗をかく年代です。
そのため、汗の量が多く放置してしまうと、強いニオイを放つ原因となります。
まだ肌にもうるおいがあるため、比較的乾燥しにくく、酸化しにくいのですが、汗には注意は必要です。
- デオドラントソープを使う
- もっとも汗をかきやすい年代
- こまめに汗をふきとる
そこで、基本的なデオドランドクリームで対策をしながら、普段のボディソープをデオドランドソープに変えましょう。
デオドランドソープは全年代に効果がありますが、10代は汗が多いため、汗の元へのしっかりとした直接のケアが必要です。
またデオドランドソープは、デオドランドクリームの効果をさらに引き出してくれたり、汗の多い10代の汚れや皮脂をしっかりと洗い流して、ニオイを効果的に抑制してくれるでしょう。
20代の対策・予防法
20代は変化の時期です。
10代ほどの汗の量はかきませんが、それ以上にストレスなども抱えやすい時期です。
加えて10代にくらべ、肌の乾燥なども徐々に出始めるでしょう。
乾燥によって分泌される皮脂は、クサいニオイの原因となります。
- 乾燥が出始める年代
- 化粧水やクリームで保湿をする
- ストレスをため込まない
デオドランドクリームでピンポイントでニオイを抑え、入浴の際はデオドランドソープなどで、汗のニオイの元をしっかりと抑えます。
さらに、化粧水やクリームなどで保湿ケアをし、余計なニオイの原因を作らないようにしましょう。
20代後半からゆるやかにカラダは衰え始め、そして肌の酸化スピードも上がり始めます。
30代からはじまる肌の酸化に備えて、生活習慣からニオイケアまで油断せずに行うようにしましょう。
30代・40代以上の対策・予防法
30代・40代になると、明確な変化が表れます。
それは、若年層で見られなかった成分が増え、酸化スピードが早くなります。
その結果、肌から酸化したような油のニオイが発生するように。
- 酸化スピードが一気に加速する
- お酒や刺激物に注意
- 食事を意識して体内から酸化を防ぐ
とくに、お酒や刺激物を好んで口にする方は注意が必要です。
お酒とニンニクやネギは翌日の異臭!ニオイを抑える秘策は○○だったの記事でも詳しく紹介しました。
肝臓で分解しきれなかったアルコールが、体内に蓄積され、汗腺から排出されるとさらにニオイを強くするでしょう。
また、肌が酸化することによって出る皮脂は、簡単に落ちません。
20代と同様に、デオドランドクリームなどでニオイをピンポイントで抑え、入浴の際にデオドランドソープなど汚れを落とします。
くわえて化粧水やクリームなどで、保湿ケアなどもするようにしましょう。
抗酸化作用のあるトマトやゴマ、アーモンドなど体内から酸化を防ぐ食事も大切です。摂取することで、タンパク質や脂質の酸化を防ぎます。
ニオイの基礎知識・匂ってからではなく匂う前に予防する
人間である以上、少なからず誰もがニオイを抱えているものです。
そのニオイのレベルは異なりますが、大切なのは匂ってしまう前に予防をしておくことです。
自分のニオイの変化には、他人に比べて気づきにくいものです。
だからこそ、他人事にするのではなく、日頃から意識と対策をしておくことが大切でしょう。
なぜなら、そんなちょっとした差が人に与える印象を大きく変えてしまう場面を見てきましたし、体験してきました。
日頃のおこないが、自分自身の今後を大きく変えてしまうこともあるでしょう。
毎日の積み重ねをおこたらず、大切な日や場面に備えて、対策をしていきましょう。
今回のまとめ
今回は身体の部位によって異なるニオイの種類、そして加齢にともなうニオイの変化についてでしたが、いかがでしたでしょうか。
年を重ねるごとに発する加齢臭、またはストレス臭、その他にもさまざまなニオイがあります。
そのニオイの変化に対応していくためには、対策の方法も変えないといけません。
自分は大丈夫、その思いが大きな落とし穴になる可能性もあります。
わきが臭、すそが、足のニオイなどはデオドランドクリームで対策をすることが出来ます。
しかし、それ以外から発するニオイには日頃からの食生活やケアなどが重要です。
ニオイの変化はいつ起こるか分かりません。変化が起こる前に、生活習慣の改善や対策もしておくことが大切ですね。
あとがき
年齢を重ねるごとにニオイの変化が起こることが分かりましたが、それにともない対策も増えていきます。
年齢を重ねるとお肌の手入れやニオイなどに、無頓着になり始めてしまうものですが、じつはもっとも対策が必要な年代です。
デオドランドクリームなどで、ワキ汗や足のニオイなどを抑えても、加齢による臭いは背中や耳の裏などから出始めます。
わたしも30代に差し掛かり、デオドランドソープを使い始めたり、化粧水などで肌の乾燥を防ぎ、臭いの原因を日頃のケアで抑えるようにしています。
どちらかといえば面倒くさがりな方なので、こまめに徹底したケアするよりも、入浴の際のソープの使用など、生活の一部になるべく組み込んだほうが、長続きしやすいです。
こまめなケアも必要ですが、面倒くさがりな方は参考にしてみて下さいね。
あなたの悩みがひとつ消えますように。最後まで読んでいただき有難うございました。