- 体臭を抑えたい
- 汗臭いニオイが気になる・変えたい
こんな悩みが出たときに、まず始めようとするのは、制汗剤やデオドランドによる対策ではありませんか?
もちろん、体臭をコントロールする上で、制汗剤やデオドランドは大きな効果を発揮してくれます。
ときには汗を止め、汗臭いニオイをしっかりと防ぎます。
しかし、もっともっと突き詰めていくと人間の身体は食事から作られ、それが血となり汗となっています。
つまり汗臭いニオイを作り出すのも、全ては食事からです。
そして、食や生活習慣を改善することで、体臭は大きく変わります。
今回のキーワードは、体臭を抑える食事選びと汗をかく習慣作りです。
このふたつポイントを抑えることで、体臭はコントロールできます。
ワキガ臭も汗臭いニオイも0にはなりませんが、改善は見込めます。
わたし自身も、ワキガ臭をすこしでも抑えるために取り入れて、実際に効果は実感できました。
食事を変えると聞くと大変そうなイメージですが、コツはいつもの習慣を少し変えるだけなので、意外にラクですよ。
体臭を変える食事と正しい生活習慣について、詳しく解説していきたいと思います。
【汗臭いニオイ撃退】体臭を変える食事と生活の見直しの徹底対策
もっとも基本的な体臭対策のひとつとして、いますぐにできるのが食事の見直しです。
食事をコントロールすることで体臭を抑え、ニオイの改善に繋がることは複数の医師が言及しています。
なによりわたし自身もワキガ臭に悩んでいたときは、食事を改善することで、Tシャツにつくニオイがかなり減った実感がありました。
医師の信頼性とわたし自身の実体験つきなので、一定の効果に保証があることは間違いありません。
そこで、さっそく日頃の食生活を振り返りながら、NGな食材や料理についてみていきましょう。
汗がクサくなる・体臭を悪化させる食事
まず、体臭を悪化させ、強くしてしまう食べ物や料理です。
基本的にはアブラっぽく、味付けも非常に濃い、そして食材自体に強いニオイがあるものが多い傾向があります。
こってりしたものや刺激が強いもの全般です。
- 肉料理(焼肉やステーキ)
- 脂っこい食事(ハンバーガーやジャンクフード)
- 乳製品(バターやチーズ)
- 刺激物(香辛料やスパイス、ニオイのきつい野菜など)
上記4つがとくに汗腺などを刺激し、汗のニオイを強くしてしまいます。
これらはあくまで一部です。
お酒とニンニクやネギは翌日の異臭!ニオイを抑える秘策は○○だったの記事でも伝えましたが、お酒やニンニクやネギなども注意です。
昨日の食事を振り返ってみて、いかがでしょうか?
食生活を振り返り、これらの料理や食材を摂取しすぎていないか、あらためて振り返ってみましょう。
食事や料理をするまえに、すこし意識してみるだけで、多くとりすぎることを防ぐことができますよ。
また、食事を摂るうえで、かならず把握しておくべき栄養素がふたつあります。
- 動物性たんぱく質
- 脂質
このふたつはとても大事です。
動物性たんぱく質と脂質は汗くさい・ワキガの原因?
ニオイ成分の原料となる食材には、動物性のたんぱく質や脂質の2つで構成されていることが多いです。
このふたつの栄養素こそが、ワキガ臭を強めたり汗のニオイを悪化させています。
なぜなら、動物性のたんぱく質などは、体内で分解されると変化するためです。
具体的にはアンモニア、インドール、硫化水素など「腸内体臭」の原料となり、脂質は加齢臭や皮脂臭の原料となります。
- 動物性たんぱく質と脂質
- 過度な食事制限はストレスになる
- ストレスは健康を損ないニオイを悪化させる
そして汗臭さだけでなく、さまざまなニオイの原因になります。
ワキガ臭、体臭全般、口臭などにも影響を与えます。
ただ、動物性のたんぱく質と脂質は大切な栄養素でもあります。
摂り過ぎず、控えすぎずのバランスが大事です。
なぜなら、バランスの悪い食事は健康を損ない、ストレスを抱えるおそれがあるので注意が必要です。
ダイエット経験などがあると分かりますが、過度な制限された食生活はストレスとなりやすいです。
わたし自身もダイエットによる食生活の制限、そこからストレスとダイエット臭、さらにわきが臭が混ざりニオイが悪化した経験があります。
ストレスは食事と同じくらい、わたしたちの身体に大きな影響を与えます。
動物性のたんぱく質と脂質は適度にとりながら、ストレスなく和食や菜食中心の生活を心掛けましょう。
とはいえ、いきなり三食を変えるのもハードルが高いです。
まずは、一食からはじめたり食材を意識するだけでも、徐々に変化が感じられますよ。
コツコツと積み重ねることで、体臭は変化します。
究極の消臭効果!ワキガや体臭を改善させる食事
ここではとくに普段の生活で、取り入れやすいものをピックアップしてみました。
ニオイを強くする動物性脂肪の代わりに、植物性の脂質(オリーブオイル・ごま油など)を積極的に取り入れましょう。
身体を酸性にする食事ではなく、アルカリ性食品を意識します。
- 緑黄色野菜や果物全般(酸化を防ぐビタミンが豊富なもの)
- 和食全般(肉よりも脂質が少な目である魚や大豆が多く使われているため)
- 梅干し・緑茶・ほうじ茶・お酢
たとえば、アルカリ性食品は(ひじき・きのこ・わかめ・メカブ)などが効果的です。
食事のおかずを一品増やすイメージで、どこかの食事に取り入れていきましょう。
このようにニオイの改善につながるものは、日頃から積極的に摂取すること大きな差になります。
食生活で体質を改善することが、体臭ケアの第一歩です。
健康にも良く、なおかつ経済的で一石二鳥です。
結果的には、制汗剤やデオドラントもより効果を発揮しやすくなるので、大幅な体臭の改善につながるのです。
最後に大事なコツについても触れておきます。
体臭改善の食事を長続きさせる秘訣は心理学
もしもいままで、自由気ままに食事をしていたら、そこから大幅に変更を強いられることになりますよね。
ダイエットと同じで、急に180度方向転換をするとたいてい失敗します。
過度な変化はストレスの原因となります。そこで心理学のメソッドを取り入れると、目標達成をしやすいです。
それがスモールステップです。
スモールステップとは、いきなり高い目標を掲げるのではなく、最初は目標を小さくします。
そして、小さな成功体験を積み重ねていくなかで、最初の高い目標に到達するという方法です。
今回のケースでいえば、いきなり3食すべてを変えないことです。
まずは、食事に一品取り入れたり、三食のうち一食だけ動物性たんぱく質を控えるなどです。
一週間に一回のペース、つぎは5日に一回のペース、と徐々にペースをあげていきます。
- 最初は週1日や一食からでも取り入れる
- 長期的な視点で変えていくのが長続きのコツ
そこから徐々に日数を増やして、気づいた頃には習慣化してる形がもっともスムーズです。
なぜなら、努力しているのではなく、習慣化すればストレスや無理がありません。
最初は努力していることも、気づけば当たり前の習慣になり、なんの違和感もなく生活の一部として溶け込むでしょう。
自分の汗を嗅いでみる習慣をつけよう
あとは、自分の汗のニオイを毎日嗅いでみるというのもおすすめです。
というのも、汗のニオイが食事によってどれだけ変化しているのか、とても分かりやすいためです。
意識を高めることにもつながりますし、変化を感じると目標を達成しやすいです。
たとえば、ゴールが分からないまま、ひたらす暗闇を歩き続けるのAの方法。
もう一方は、ゴールまでの距離を知った上で、ゴールの光が目に見えた状態で歩き続けるBの方法。
肉体的にも精神的にもBの方が挫折しにくく、目標を達成しやすいです。
体臭に影響するような食事は、実際にニオイを強めますし、逆に野菜や和食などの食事を中心にしたときは体臭が抑えられます。
この変化をすこしでも感じると、モチベーションアップにもなったりするので、是非試してみてください。
わたしの場合は、Tシャツにつくニオイが弱くなったり、ワキの下の黄ばみがすこし薄くなりました。
長続きさせると目に見えた変化が現れるので、さらなるモチベーションアップにもつながりますよ。
汗をかく習慣づくりがニオイのしない良質な汗を生み出す
最後に運動と入浴の効果の高さにも触れておかなければなりません。
なぜなら、汗をかかない習慣があると毒素が体内に溜まってしまいます。
毒素が体内に溜まってしまうと、汗をかいた時にニオイを発しやすくなるのです。
日頃から意識的に毒素を体外へ排出するためにも、汗をかく習慣作りをしましょう。
毒素は外へ出し、食事で良質な栄養素を摂るイメージです。
- 適度な運動
- シャワーだけでなく入浴する
- 水分の摂取
また、水分摂取もとても重要です。
なぜなら、体内の老廃物を外に出し循環がスムーズになります。
逆に水分が不足することで、便秘になりやすくなります。
じつは便秘とニオイには、密接な関係があるのです。
というのも食事が体内に入り腸内で摂取し、たんぱく質の分解によって出来たニオイ成分が、便によって排出されにくくなります。
その結果、汗腺や吐く息からそのニオイが発せられてしまうのです。
体臭だけでなく、ニオイ全般が強くなってしまう要因の一つとなります。
便とおなじ分解された成分がカラダ出る、これ想像するとどれだけの影響かすぐにわかるはずです。
汗をかかないのは逆効果!ニオイ対策には正常な汗腺の働きが必要
ニオイや汗が気になる人にとって、”汗をかく”という行為は、一見避けるべきものに見えるかもしれません。
しかし、日頃から毒素を排出し健康的で良質な汗をかくことが、良いニオイへの第一歩になります。
汗をかくというと、普段運動していなければかなりハードルが高くて挫折しやすいです。
ところが、ポイントをすこし変えるだけで、カンタンに取り入れることができます。
- 良質な汗は毒素を出すのがスタート
- 日頃から汗をかく習慣作りが大切
- 良質な汗はいくらかいてもいい
たとえば自宅での入浴は、ハードルも低く、運動時のニオイも気にしなくて良いので取り入れやすいです。
汗のニオイが気になる場合の運動は、人気の少ない時間帯にウォーキングやランニングをするのもオススメです。
自分なりに無理なく継続できる方法を探してみてください。
運動はニオイの原因にもなりえる、ストレスの解消にも繋がります。
いきなりはムリという場合は、負担が少ないサウナもおすすめですよ。
疲れない&リフレッシュできるので気軽にトライしやすいです。
今回のまとめ
今回挙げたポイントを、意識するか意識していないかだけでも、その先にある結果は大きく違ったものになります。
生活習慣の見直しはニオイを軽減させるだけでなく、健康体でいることでの病気予防や外見(肌質改善やダイエット)などにも良いことは確かです。
ひとつひとつ出来ることからで良いので、良いニオイへ歩みを進めていきましょう。
Good smell ラボはそれを後押しさせてもらいますね。
あとがき
過去を振り返ってみると、もともとニオイと食事の関係性について、まったく知りませんでした。
当時は肉料理中心で、ジャンクフードや背脂たっぷりのこってりラーメン、運動不足にお酒とストレス。
見事にニオイを悪化させるような食事と、生活を続けていることに気付きました。
当時はそんなことも振り返らずに、なんでワキガ体質が遺伝なんかしたんだろう?なんて考え恨んだこともありました。
しかし、それは大きな間違いであり、根本的な解決策にはならないことに気づかされたのです。
じつは本来であれば、そこまで発する必要のなかったニオイさえも、自分自身が作り出しているという大事な点を見落としていたのです。
たかが生活習慣の見直し、されど生活習慣の見直しです。
是非、今日から少しずつで良いので実践してみてくださいね。