サウナ=大量に汗をかく場所。
ワキガ体質の方や汗のニオイが気になる人にとって、避けるべき縁のない場所に感じるかもしれません。
しかし、そんな風に決めつけてしまうのは早計です。
じつはサウナに入って汗をかくことで、ニオイが改善されます。
わたしもワキガ手術を受けるまでは、定期的に実践していました。
- 汗腺が強化される
- 老廃物が溜まらない
- 良質な汗に変わる
このように沢山のメリットがあります。ただ、サウナは多くのメリットもありながら、同時に危険もともないます。
そこで、サウナの基礎知識から正しい入り方をマスターしましょう。
知っておくだけで、お得な内容ですよ。
【かんたん汗腺強化】正しいサウナ入浴で汗の質とニオイを改善
冒頭でお伝えした以外にも、汗をかくことは美容にも大変効果的です。
さらに肩こりや腰痛を改善したり、冷え性などの改善にも効果があります。
とはいえ、こんなにもメリットがありながら、意外にも知られぬまま足が遠のいてる方も多いのではないでしょうか。
- 美容効果
- 肩こりと腰痛の改善
- 冷え性の緩和
また、「ニオイの改善のために汗を沢山かきたい」けれど運動や筋トレは面倒、そんな風に思ったことはありませんか?
そこで走ったり筋肉にも負荷をかけたりしない、サウナに入るだけ。
汗をかくうえで運動や筋トレなどよりもはるかにハードルが低く、取り入れやすいのがこのサウナです。
そもそもなぜ、汗によって汗のニオイが改善されるのか見ていきましょう。
なぜサウナで汗のニオイが改善するのか?
サウナがなぜ汗のニオイを改善するのに役立つのか?
それは、季節にかかわらず汗をかくことができるからです。
とくに冬などの寒い季節は、汗をかきにくいですよね。とはいえ、良質な汗をかくことは、体臭を抑えることにつながります。
季節に関係なく普段かかない汗をかける
サウナは室内を高温度・低湿度に設定した、高温かつ乾燥しているお風呂。
熱気や蒸気によって室内温度を調整することで、発汗作用をうながします。
- 300mlから400mlの汗をかく
- 季節関係なく利用できる
一度サウナに入るだけで、300mlから400mlの汗をかくと言われています。
300mlから400mlの汗を運動でかくとなると、相当な時間と負荷が必要になりますよね。
もちろんサウナだけでは運動をすることで得られるメリットや、または筋力や何かの技術が発達することはありません。
しかし、汗腺だけは確実に鍛えることが出来るのです。
汗腺の強化トレーニングになる
ふだん汗をかく習慣がないと、汗をかいた時にベタベタしたニオイの汗をかきます。これがベタベタな悪質の汗。
ベタベタした汗はニオイも強く、本来するはずのない余計なニオイも発する原因に。
汗をかく習慣がなければないほど、汗腺は弱まってしまいます。さらに弱まった汗腺は閉じたままになり、老廃物を溜め込みます。
その溜まった老廃物を含む、汗をかくことにもなれば、自然とニオイを強めることになるでしょう。
- 老廃物が少ない汗をかける
- 汗腺が活発化する
サラサラな良質な汗をかくためには、サウナを使って汗腺トレーニングをする必要があります。
汗をかく習慣を作ることで、老廃物は定期的に流されます。
その結果、自然と汗腺が鍛えられ汗の質も改善、ニオイにも変化がもたらされるでしょう。
ただ、汗腺を鍛えるだけです。ベタベタな臭い汗から、ニオイがしにくいサラサラの汗に。
ワキガ体質の場合、サウナでニオイが完全に無くなることはありませんが、改善はできるでしょう。
本格的な改善には一度や二度ではなく、継続的な利用も必要不可欠です。
数十回の運動は難しくても、サウナであれば取り入れやすいと思いませんか?
サウナのメリットとデメリットとは?
前述のとおり、サウナは汗腺を鍛えることで、汗の質を改善します。
ただ、それだけではなく沢山のメリットや、デメリットがあることも忘れてはならないでしょう。
【美容・健康・体質改善】サウナのメリット
一部だけピックアップしましたが、そのほかにも数多くのメリットがあります。
まずは、疲労回復です。疲れを感じると体内に乳酸が溜まりますが、乳酸は酸素によって分解される性質があります。
- 発汗することによって老廃物の排出で美肌
- 血液の循環が改善され眠り深くなる
- 身体を芯から温め冷え性改善
- 血行改善で肩こり改善
サウナの室内では血流改善により、通常時の2倍の酸素を取り入れられます。
つまり酸素が多く入れば入るほど、乳酸が分解され、汗として体外へ放出。
スポーツ選手などが、疲労回復のために酸素マシーンなどを利用するのは、この原理を生かしてのことです。
そこで、疲れもより取りやすくなるのです。
【危険・注意事項】サウナのデメリット
ここまでサウナのメリットを挙げてきましたが。
しかし、デメリットや注意点があることも忘れてはいけません。
なぜなら、デメリットは健康に関わってくる重大なものだからです。
- 脱水症の危険性がある
- 血圧上昇による体内トラブル
- 体内に必要なナトリウム、カルシウム、カリウムを失う
サウナにおける正しい効果を得ることも大切です。
とはいえ、身体に問題を起こしたり、生活に支障をおよぼす危険も隣り合わせにあることを忘れてはいけません。
必ず正しいサウナへの入り方と注意点を守りましょう。
さまざまなメリットを受けることも大切ですが、まずは安全が第一です。
【ルールを守ろう】正しいサウナの入り方
サウナには正しい入浴方法があるのは、ご存知でしょうか?
安全を守り、正しい入浴方法を知って、ニオイ改善を目指していきましょう。
エチケット・入浴前に身体を洗おう
入浴前の洗浄には、二点の理由があります。
まずサウナに入る前にキレイに身体を洗うことで、他のお客さんへのエチケットとしての意味合い。
- サウナのエチケット
- 老廃物を出しやすくする
それと身体や頭などきちんと洗浄することで、汗腺や毛穴に詰まった汚れを落とし、より老廃物が出やすい状況を作るためでもあります。
毛穴をキレイにすることで、より汗もかきやすい状態になるでしょう。
エチケットを守った上で、効果を得られるのであれば、実践しない手はありませんね。
時間の目安は決めないで、まず下段に座る
よくサウナ入浴の時間の目安は、○○分と決めてしまいがちですよね。
ですが、まずはツラくない無理のない時間でサウナに入浴しましょう。時間を決めてしまうと、どうしても成果を得ようと無理をしがちです。
- 絶対に無理はしない
- 下段からスタートする
無理をして倒れてしまえば、意味がありません。
けっして無理のない時間で、徐々にトライしていきましょう。
そして、サウナは下段、中段、上段によって温度が違うのはご存知でしたか?
それぞれの基本的な設定温度により異なりますが、おおよその目安です。
- 下段70℃
- 中段80℃
- 上段90℃
このように、それぞれ位置が違うだけで、10℃も違いがあるのです。
まずは下段の70℃で慣れ、徐々に座る位置を上段に変えていく方法が良いでしょう。
無理なく楽しみながら続けていくのが、長続きする秘訣かもしれません。
また、濡れたタオルなどを頭に巻くと、比較的のぼせにくかったです。ぜひ試してみてくださいね。
水風呂を利用する
サウナに入ってたっぷりと汗をかいた後は、水風呂でリフレッシュしましょう。
水風呂に入ることで、血管が収縮して血流も良くなるそう。
- 血流を良くする
- 浸かる時間は1分が目安
ただ、入浴前に水風呂をかけて、身体を慣らしてから入るようにしましょう。
そして、水風呂に入るときも一気に入るのではなく、まずは腰まで入りそれから全身を浸かるようにすることも大切です。
急な寒暖差はヒートショックを起こします。
身体の冷えすぎにも注意が必要ですので、浸かる時間は1分くらいを目安にしましょう。
水分補給は忘れない
前述の通りサウナに入ると、300mlから400mlの汗をかくと言われています。
これだけ大量の汗をかくということは、それにともない脱水症の危険があるということ。
- こまめに水分補給をする
- サウナに入る前にコップ一杯
そこで入浴前と入浴後に、しっかりと水分補給をする必要があります。
サウナを入った後に水分補給をするのは当然ですが、入浴前にもコップ一杯ほどの水分を摂っておきましょう。
サウナ入浴後にビールなどのアルコールを摂取したくなりますが、利尿作用が強いため危険です。
必要な水分まで体外へ尿として放出されてしまう可能性があるため、水かスポーツドリンクなどを飲むようにしましょう。
サウナは究極の自分磨きになる
ここまで振り返ってみると、サウナがどれだけ数多くのメリットをもたらしてくれるか分かったと思います。
健康面、美容面、そして良質な汗をかくための汗腺強化。
- 外見はもちろん身体の内側にも好影響
- 健康管理・美肌対策や汗腺強化を同時におこなえる
自分磨きをする上で、最強のツールのひとつです。
料金も比較的、安価ですし、お風呂も兼ねていると考えれば、一石二鳥ではおさまりきりませんよね。
とにかく現状に満足していないのであれば、行動あるのみです。
是非、これを機にサウナライフをスタートさせましょう。
またサウナにくわえて、体内の代謝も高めてより自分自身を磨いていくことも大切ですよ。
健康・美容・体型に関わる新陳代謝と基礎代謝!違いや高め方とは?
今回のまとめ
普段、運動不足の方や運動はハードルがくて出来ない方に向けてサウナを紹介いたしました。
運動で得られる沢山のメリットはサウナでは得られませんが、汗腺をトレーニングするにはもってこいの方法といえるでしょう。
リラックス効果もあるために、ストレス解消にも繋がりますし気分転換にもなりますね。
ツライことは継続するのが難しいですが、楽しかったりリフレッシュできることは、気分良く続けられそうです。
デオドラントケアをまずしっかりとすること。
そのうえで汗腺を鍛えることで、ワキガ臭や汗のニオイを軽減し、日頃のニオイケアをより効果的なものに引き上げてくれるでしょう。
あとがき
わたしも普段、運動をしながらサウナを定期的に利用しているのですが、汗の質の改善はすごく実感できます。
運動不足の時は緊張した時に出る汗のように、ベタベタでニオイが強かったですが、汗の質を改善することでサラサラな良質の汗へと変わりました。
これでニオイが無臭になるわけではありませんが、少なからずニオイの軽減や汗の質の改善には、効果的な方法だと思います。
ぜひ取り入れてみて下さいね!
あなたの悩みがひとつ消えますように。最後まで読んでいただき有難うございました。