普段、制汗剤やデオドラントをどのように使っていますか?
と聞くと「なんとなく全体に」という答えが多いです。
しかし、いくら制汗剤やデオドラント製品の質が良くても、正しくない使い方や使うタイミングを間違っていれば、最大限の効果を発揮できないでしょう。
ポイントは6つありますが、じつは制汗剤やデオドラントは夜寝る前に使ったほうがいいケースもあります。
このように、制汗剤やデオドラントの効果を最大限に引き出す方法を紹介します。
せっかっく購入した商品も、効果を発揮し、ニオイや汗の問題を解決してくれなければムダな出費と時間の損失です。
今日をきっかけに、正しい使い方をマスターして、すぐに実践してもらえれば幸いです。
【逆効果の習慣】制汗剤やデオドラント効果アップ・正しい使用方法!
せっかく商品を購入しても、間違った使い方や逆効果の生活習慣を送っていれば、満足のいく結果を得ることはできません。
とはいえ、どれも普段の習慣にひと手間くわえるだけです。
とてもカンタンなので、ちょっとしたポイントさえ抑えれば、負担が少なく制汗剤やデオドラントの効果を最大限引き出すことができるでしょう。
と、その前に制汗剤やデオドラントの違いはご存じでしょうか?
正しい使い方を知る前に、商品の役割と効果の違いを知っておかないと、そもそも悩みを解消できない可能性があります。
ふたつの違いは、意外と知られていないのでここで基礎知識をおさらいしておきましょう。
制汗剤とデオドランドの用途の違い
まず、デオドランドと制汗剤は、役割と効果が違うことを知っておかなければいけません。
端的に言うと、二つの効果の違いは下記のようになります。これが二つの大きな違いになるでしょう。
当然ですが、商品に入っている成分も、使用後の効果も違ったものです。
自分自身の悩みに合わせて、正しい商品を選びましょう。
- 制汗剤=汗をとめるもの
- デオドランド=ニオイを抑えるもの
最近ではどちらの効果も併せ持った商品があったり、同カテゴリーに位置づけされることもありますが、基本的にはこの二つに分類されます。
そして、基本的な使用方法は同じですが、まずはこの製品の効果の違いだけでも把握しておきましょう。
二つの違いや効果の詳細は、こちらの記事にありますので、気になる場合はどうぞ。
汗を抑えたいのか、ニオイを抑えたいのか、その目的を明確にして商品を選びましょう。
【最強対策】商品効果を120%引き出すためにすべき6つのこと
目的が明確になったら、次に正しい使い方と習慣を知りましょう。
じつは意外なところで、自分自身の体臭を強くしてしまったり、商品の効果を半減させている可能性があります。
抑えておくべきポイントはタイトル通り6つです。
汗をかいて放置したままにしない
制汗剤やデオドランドを使用する際に、何もしないまま直接、脇につけたりしていないでしょうか?
じつは、それが原因で効果を半減させているかもしれません。
汗をかいている状態ということは、すでにそこには菌が繁殖している状態にあります。
菌は増殖すれば増殖するほど、ニオイが強まることになります。ですので、一度菌を皮膚の上からとりのぞく必要があるでしょう。
- デオドラントなど使用前に汗を拭きとる
- 清潔にすることで除菌で効果アップ
汗をかいた上から制汗剤やデオドラントを塗布しても、一定の効果は得られますが、最大限の効果は発揮できません。
基本的には制汗剤は汗を抑える、デオドラントはニオイを抑える、どちらも汗やニオイを予防するものです。
ですので、ニオイや汗が発生している状態で使用しても効果を得にくいでしょう。
かならず使用前には汗拭きシートやタオル(水分を含むもの)などで、しっかりと汗をふき清潔な状態にします。
そして、制汗剤やデオドラントを使用するようにしましょう。
睡眠中の汗を朝のシャワーで流す
これはわたしも実践していましたが、効果は大きいです。
出来る人、出来ない人がいると思いますが、意外にもこのひと手間をかけることが大きな違いになって表れるでしょう。
海外のワキガ・オーラルケア・デオドラント事情の実態や日本との違いの記事でも紹介しましたが、海外ではデオドラント製品を使用する前に、シャワーを浴びるのが当たり前の習慣です。
じつはそれは理にかなっていて、人間は呼吸なども含めて、寝ている間に500ml、多い時で1000mlの汗をかくと言われています。
- シャワーでしっかり汗を落とす
- 水分補給も忘れない
その汗はもちろん脇や顔から、もちろん全身の汗腺から放出されています。
そんな汗をかいたままの状態でいれば、雑菌が繁殖し続ける状態です。いわゆるニオイの原因になります。
夏はまた別ですが、冬などは寝起きは自分が水分を失ったり、汗をかいてるという自覚は、意外にもないものですよね。
だからこそ気づきにくいのですが、そんな雑菌が繁殖した状態のままで、朝デオドラントや制汗剤を使用しても前述のように効果は得にくいでしょう。
しっかりと汚れと汗を流し、清潔にしておくことです。
これはワキガ臭だけでなく、汗のニオイや加齢臭対策としても注目すべき方法です。
そして、さらにこの効果を高める方法もあります。
夜寝る前に制汗剤やデオドランドで下準備
振り返ってみて欲しいのですが、朝の出かける前に制汗剤などをつけるのが、日課になっていませんか?
じつはニオイや汗を確実に抑えるため、効果を引き出すには、制汗剤やデオドラントは夜の使用がオススメです。
なぜなら昼に比べて夜は、汗腺が活発化していないことが関係しています。
そのため皮膚も湿っておらず、入浴後ですとさらに清潔であるために、より効果を得られるからです。
- 制汗剤の効果は約24時間
- 夜の内に成分と肌をなじませておく
また、基本的に制汗剤などの効果は、約一日の24時間と言われています。
たとえば、夜になにもつけずに就寝し、朝にシャワーを浴びて汚れや汗を流したとします。
汚れや汗は落ちていますが、朝は汗腺が活発になりやすい状態です。
よって、そこで塗布した制汗剤やデオドラントは、汗ですぐに流れ落ちてしまうでしょう。
しかし、夜に制汗剤を使用していれば、ニオイや汗が発生する前に肌と制汗剤の成分を結合し、ニオイや汗を抑えることが出来ます。
でも「朝にシャワーを浴びたら?」どうでしょうか。
じつは、それも問題ありません。
前述の通り、効果は一日の24時間持続するために、朝のシャワーで成分は流れ落ちることもなく、汗や汚れだけを流してくれるでしょう。
制汗剤などのおかげで、汗管が塞いでおり、夜のうちに汗やニオイが発生してくれるのを抑えてくれます。
商品説明の用法用量などを守る
制汗剤やデオドラントの使用方法や説明文、丁寧にじっくり見ることは少ないですよね。
チラっと見る程度で、そこまで見ないという方も多いのではないでしょうか。
しかし、それこそが落とし穴です。
- 注意書きに目を通す
- トラブルを避けることもできる
当たり前ですが、用法用量などはメーカー側が様々なテストを行った上で、提示している注意書きです。
それら注意事項を守ることで、より安全に、効果的に商品の効力を発揮してくれるでしょう。
容量に関しても、使い過ぎても肌を痛めたりトラブルの原因にもなりますし、逆に少なく過ぎても効果を得られず満足感を得られません。
また一日の使用回数の目安は、1回から最高でも3回までくらいにとどめておくことも大切です。
塗る範囲や場所も意識する
デオドラントや制汗剤を使用する際に、意識をしてもらいたいのは塗る場所と範囲です。
塗ることに満足してしまい、全体をまんべんなくカバー出来ていなければ、さほど効果は得られません。
脇であれば、意外にも中心部だけに集中していませんか?
汗腺は中心だけではなく、その周辺にも数多く存在しています。
- 全体にまんべんなく塗る
- 丁寧に塗り残しをなくす
塗られていない部位があれば、そこから汗は出続け、そしてニオイも発生してしまうでしょう。
いわば、何もしていない状態と一緒なのです。
一部にササッと塗るのではなく、脇であれば全体にまんべんなくクリームを塗り込む、またはスプレーを塗布するようにしましょう。
広範囲をカバーすることで、より広範囲の汗腺および、汗やニオイへの対策となりますね。
何もつけないオフの日を作る
最後は、今までのポイントとは違う視点です。
やはりニオイや汗が気になってしまうと、毎日欠かさずつけてしまうものですよね。
とくに外出時には、制汗剤やデオドラントをつけないと不安で出れないなんてこと、私にもありました。
しかし、人間の身体はよく出来たもので、慣れてしまうものです。
- 制汗剤を使わない休日を作る
- お肌の負担を減らしてあげる
脇も制汗剤に対する慣れ=汗腺が順応してしまいます。
そのため、以前に比べて効果を感じられなくなった場合は、汗腺が制汗剤に対して順応している可能性もあります。
「商品の成分が変わって効果がなくなった」なんてレビューもみかけますが、もちろんそのケースも存在します。
しかし、それと同じくらいカラダが順応している可能性も高いです。
また肌への負担などを考慮する意味でも、たまには何もつけないオフの日を定期的に作ってあげましょう。
大切な時に効果を発揮するためには、オフや我慢の日も必要です。
制汗剤選びの基準は人気・口コミ+悩みに合わせる
商品の効果を最大限引き出す方法をお伝えしましたが、その次に大切なのは商品選び。
人気と口コミをすべて鵜呑みにするのはよくありませんが、参考程度に商品選びの基準にしましょう。
そして、もっとも大切なのは、その商品が自分の悩みを解決するために、適切な商品であるかどうかということ。
- 人気・口コミ+悩みに合わせる=自分にピッタリの商品
ニオイが気になるのであれば、消臭に特化した商品を選ぶ。
というように、解決したい悩みと商品の特徴を一致させることが大切です。
自分にピッタリの商品を見つめるためには、ある程度、数を試さないと難しい部分があります。わたしは15年ほど掛かりました。
ただ、ムダな費用と時間は掛けたくない場合は、わたしの経験を参考にしてみてくださいね。
今回のまとめ
制汗剤やデオドラントは、意外にも正しい方法で使われていない場合は、よくあることです。
人間ですので、必ずしも汗はかいてしまうものです。
だからこそ汗をかいてからではなく、汗をかく前にどれだけの対策の下地を作ったり、ケアをしていけるかが大切ですね。
今、制汗剤やデオドラントの効果は年々質が高まり、より狭く深い悩みにも対応してくれるものが増えました。
そんな製品の効果を、最大限生かすためには、正しい知識と使い方が必要です。
今回の使用方法をマスターし、そしてアナタの悩みの解決のために生かして頂ければなにより嬉しいです。
あとがき
制汗剤やデオドラントの効果が感じられない時は、意外なところに理由があるかもしれません。
確実な効果を得るためには、この3点をいまいちど考えてみましょう。
- 自分のニオイや汗の度合いを知る
- 目的にあった製品を選ぶ
- 最後に正しい使用方法で実行する
これらをおこなうことで、確実な効果を得て、悩みを解決できます。
わたし自身も最初はこれら全てが間違っていたり、認識の違いにより、効果が感じられないことがありました。
振り返ってみると、意外なところを見落としていたりするものです。
わたしと同じような失敗をしないよう、そんな時は、この3点を思い出して下さいね。
あなたの悩みがひとつ消えますように。最後まで読んでいただき有難うございました。
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