ワキガ 解決編

わきが手術は保険適用と自由診療どっち?メリットとデメリットは?

現在、わきが手術を考えている人にとって、悩みの種のひとつは手術や治療方法の選択。

わきが手術の中で保険が適用される剪除法(クリニックにより保険適用でない場合もあり)から、最新のわきが治療まで、その方法は数多く存在します。

しかし、その中でどの方法が自分に合っているのか、正解は分かりにくいもの。

そこで、今回は保険適用の手術とそれ以外の手術や治療、この二つに大きく分けて、それぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。

大きく二つにわけるため、一概にすべてに該当するわけではありませんので、おおまかな目安としての判断材料にして頂ければ幸いです。

【決定版・比較まとめ】わきが手術は保険適用と自由診療どっち?おすすめは?

どの手術や治療法にもかならずメリット、デメリットが存在します。

わたしがわきが手術を保険適用で受けた際の経験を入れつつ、自由診療についても体験者の声を抜粋し、比較します。

メリット、デメリット、体験談、これらすべてを把握した上で、自分自身にとって最良の選択をしましょう。

もしも手術や治療に悩んでいる方は、最初の一歩目として非常に重要な、進むべき道がはっきりと見えるはずです。

安いor高い?手術や治療で負担する費用の比較

まず、大きな違いがあるのが費用の点です。

保険が適用された場合、費用は3割負担となります。

自由診療はもちろん全額負担となるため、顕著な差が表れる点の一つに、この費用面が挙げられます。

剪除法(保険適用)

ココがポイント

  • おおよそ5万円以内(術後の診察なども含む)
  • 基本的には手術は一回

剪除法は基本的に診察から抜糸にいたるまでの費用、両脇で5万円程度。

若干の差はありますが、たいていこの5万程度の金額で収まるでしょう。

また手術も一度きりになるため、継続的な費用の負担はありません。

自由診療

ココがポイント

  • おおよそ10万円~40万円程度
  • 治療は複数回に渡る場合がある

自由診療は10万円~40万円程度。

個人差はありますが、治療は複数回になる可能性が比較的高いです。

その場合、さらに倍近くの金額が掛かる可能性があります。

そのため、少しでも負担を軽減するために、条件付きでクリニックが交通費や宿泊費を一部補助してくれる場合も。

補助があると病院選びの際の選択肢も広がりやすいですね。

ダウンタイム・手術後の生活の制限と期間を比較

ここでは、手術や治療後の生活の制限と、その期間を比較してみました。

ふたつには大きな違いがありますが、特徴として剪除法は長時間でなおかつ生活のおおきな制限があります。

逆に自由診療は、基本的には短時間で、あまり生活を制限されないケースが比較的多いのが特徴。

これはどちらが良いのか、置かれている環境や考え方によって異なるため、一概にどちらが良いというわけではありません。

ご自身の生活と照らし合わせて、検討すべきでしょう。

剪除法(保険適用)

ココがポイント

  • 抜糸まで一週間から10日前後(片脇)
  • 完全に激しい運動ができるまで約一ヶ月ほど
  • 両脇で合わせると合計2ヶ月ほどの制限

まず剪除法はメスをいれるため、傷が完治するまで、圧迫し固定された状態。

その期間は、片脇で一週間から10日前後になります。

そのあいだは当然、片腕が使えない状態になるため、日常生活に支障が出ます。

また、抜糸後も激しい運動は控える必要があるため、およそ一ヶ月近くの制限になるでしょう。

両脇の場合は合計2ヶ月程度。大きな制限と期間が見込まれるでしょう。

自由診療

ココがポイント

  • ダウンタイムがほとんどない
  • 日常生活への支障がほぼない(制限があっても数日程度)
  • 激しい運動の再開まで時間を要する場合もある

逆に自由診療の場合は、ダウンタイムがなく日常生活への支障がほぼありません。

そのために仕事や学校を休んだりする必要がないため、貴重な時間が失われることはないでしょう。

仕事や生活で激しい運動や重量を持つなど、活発な動きがどうしても必要な場合、生活に支障が出ない点は大きなメリットになりますね。

時間や生活が犠牲にされない点は、自由診療ならではでしょう。

【完治・再発】手術や治療の効果を比較

次にここでは、剪除法による手術とその他の自由診療における、治療の効果を比較してみましょう。

手術や治療を受ける以上、この効果を重視する人が多いはず。

大切なのは、どこに重点を置くかということです。

汗腺をできる限り取り除きたいのか、傷跡を残したくないのか。そのほかにも目的はさまざま。

目的をはっきりさせること、選ぶべき道が見えてくるでしょう。

剪除法(保険適用)

ココがポイント

  • 根治治療(疾患の完全なる治癒を目指してその原因を取り除く治療法)
  • 永続的な効果がある

まず、剪除法(保険適用)はわきが手術の中で最も効果があると言われています。

その理由は、医師の判断と技量次第で、すべてを思い通りにできるからです。

皮膚を切開し、目視で一つずつわきが臭の原因となる汗腺を取り除く。

それゆえ汗腺の取り残しが少ないことから、最も効果がある方法としての位置づけになっているのでしょう。

自由診療

ココがポイント

  • 根治しない可能性がある
  • 効果が数ヶ月~数年のものが多い

自由診療の場合は、数ヶ月の効果があるものから数年のものまで、とにかくその差が激しいです。

もちろんそこには汗腺の働きを弱める注射とそれ以外の汗腺を破壊する治療という、根本的な違いがあることで、期間にそれだけ差が出てくるのでしょう。

剪除法とは違い、完全に体内から一つずつ目視で丁寧に汗腺を取り除くことは出来ません。

そのため医師の技量は別として比較した際に、汗腺が体内に残るリスクは少なからず多いでしょう。

【後遺症・リスク・膿】術後・治療後の傷跡や変化などの比較

この点を不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

術後や治療後の傷跡やその後の変化についての、比較になります。

これは女性や男性によっても考えが異なるため、判断が非常に難しい部分でもあります。

どちらにしても術後は安静にすることが大切です。

無理をすると傷口悪化、膿が出てしまう、肌トラブルなど、抱えているリスクは同じといえるでしょう。

剪除法(保険適用)

ココがポイント

  • 皮膚にメスを入れるため傷跡が残る
  • ひきつれやしこりが残る可能性がもある

剪除法は基本的に皮膚にメスを入れるため、傷跡がすくなからず出来ます。

どんなにキレイに上手に手術を行ったとしても、皮膚にメスを入れている以上、大なり小なり傷跡が残ります。

もちろんその程度には差がありますが、基本的には手術前の状態の無傷な状態と比べると、確実に変化が感じられるでしょう。

また引き攣りや肌が突っ張った感覚などが残る後遺症があるケースも。

傷跡が残るリスクは自由診療と比較した場合、その可能性は確実に高くなるでしょう。

自由診療

ココがポイント

  • 基本的には傷跡が出来にくい
  • 元々の肌の状態に限りなく近いまま

自由診療は、メスを使わない治療がベースになるため、比較的傷が残りにくいでしょう。

そのため、傷跡や肌の多少なりとも変化が気になる場合は、自由診療がオススメ。

もちろん治療法によっては、内出血や腫れが生じたりするなど、ダメージのリスクが全くないわけではありません。

剪除法と比較した場合に、傷跡や見た目の変化は明らかに少ない場合が多いでしょう。

【オススメ・失敗】それぞれの口コミや評価の一覧まとめ

最後にそれぞれの手術や治療法についての、口コミや評価を抜粋しました。

中立性を図るために、どちらも同数の賛否の意見を載せます。

出典はクリニックのホームページではなく、匿名で信憑性が高いコミュニティであるヤフー知恵袋より抜粋しています。

これらが総意ではありませんが、膨大な量がゆえ、全てを載せきれない都合上、一部だけになります。

尚、原文のままです。

剪除法(保険適用)

  • 先日せん除法でワキガ手術した者です。やっと今日固定がとれたのでシャワー浴びたついでに脇を嗅いでみたのですがワキガの臭いがしました。気のせいではなくて家族にも嗅いでもらいましたがやっぱり臭うみたいです。
  • 娘が高2の時(4年前)に保険適用で手術しました。4年たちますがほぼ臭いません。傷もきれいです。先生の腕が結構大事だと思います。

  出典:Yahoo知恵袋

自由診療

  • ビューホットとかミラドライは1、2回では効かなかったって人けっこう居ますよねー(^_^;)
  • ミラドライはやったことはありませんが、ビューホットをやったことがあります。自分にはちゃんと効果ありましたよ。数年前にやりましたが、今のところ再発もないです。

  出典:Yahoo知恵袋

成功するために・体験者として参考にしてもらいたいポイントとは?

ポイント

  • メリットとデメリットはかならずある
  • 手術や治療の目的を明確化する
  • 客観的な意見を聞きつつ、直感も大切にする

今回は剪除法(保険適用)と自由診療、それぞれのメリットとデメリットについて比較してみました。

どちらにもかならずメリットやデメリットは存在します。

またクリニックによって、書かれている効果やメリットとデメリットに差があることはよくあることです。

そのため、患者側に混乱が生じているのは事実ですよね。

わたしも手術を調べる際に、どれが正解か不正解なのか分からなくなった時期がありました。

大切なのは目的を明確にして、どの手術や治療法を選択するという部分が大きいです。そのうえで病院選びをすること。

医師の技量や経験値があるのは当然のことで、あとはどれだけ治療に真剣に向き合ってくれるかによって、結果は必ず変わってくるからです。

剪除法は傷跡が残り再発しやすい、自由診療は効果が薄いが傷跡が残らない。

一般論はこうなっていますよね。ただ、逆の場合も然りですが、半分正解で半分間違いな気がします。

それは人によって結果が必ず違うからです。

間違いなく言えることは、どんな手術や治療法にも成功者と失敗に終わった人が、一定数存在します。

矛盾していますが、口コミは参考にしつつ、参考にしすぎないことも大切でしょう。

そして最後の決め手は、カウンセリングなどを受けて、本当に任せられるのかを最終判断するのが確かな方法です。

今回のまとめ

繰り返しになりますが、まずは手術や治療の目的をハッキリさせることです。

自分がニオイの悩みをなくしたいのか、傷跡を残したくないのか、費用が少なくしたいのか、生活に支障がない方法なのか、さまざま選択肢から最も必要なことを明確にすることです。

ニオイの悩みを解決することに大切なのは、まず希望を明確にし、一歩目を踏み出すことでしょう。

あなたの悩みがひとつ消えますように。最後まで読んでいただき有難うございました。

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