ワキガ 解決編

【体験済み】わきが治療で解決・手術療法編・その長所と短所とは

わきがの治療には、保存療法と手術療法の2つがあります。

すごくザックリいうと、身体にメスを入れて改善するのが手術療法です。逆に保存療法は、メスなどは使わずに解決する方法です。

そのなかでも、今回は手術療法にフォーカスして、深く掘り下げたいと思います。

手術療法にはメリットやデメリット、手術の種類などあります。それだけでなく、保険診療や自由診療に分けられている点も注目すべきポイントです。

そして、手術療法の中でも代表的な6つを取り上げ、それぞれの特徴などを見ていきます。

わたしもワキガ手術では、手術療法によって、見事に解決することができました。

基本的には汗腺を取り除くため、ワキガに確実な効果があるのが、ひとつの特徴でしょう。

わきが治療で解決・手術療法編・その長所と短所とは

わきが治療を考えたときに、一つの問題点として、手術方法の多さに驚かされたことはありませんか?

種類もかなり多く「違いがそんなに分からない」っていう方も多いはずです。

なぜなら、どれも似たようなものばかりで、素人には特徴が見えないことも多いためです。

そこで、手術療法のメリットやデメリットはもちろんのこと、代表的な手術方法の特徴など、3つのポイントを抑えながらまとめてみました。

  • 素人でも違いがわかる
  • 長所と短所
  • 特徴

違いを分かりやすくすることで、自分にピッタリの手術療法を、見つけることが出来るでしょう。

ピッタリの手術療法を見つけることが出来れば、さらにその中で最適解の選択肢を選ぶだけです。

たとえば、手術であれば病院選びなどです。

わきがの手術療法は、結局どれを選んだほうがいいの?と迷ったときは、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。

脇にメスを入れる手術療法とは

前述のとおり、手術療法は直接ワキにメスやをいれたり、手をくわえる方法です。

とは言っても、厳密にいえば、メスを入れない方法もあります。

しかし、基本的にはわきが体質の原因となってしまう汗腺に、直接ダメージもしくは除去をするのが特徴でしょう。

抜群の効果がありながら、同時に傷跡やリスクがともないます。その点を踏まえて、メリットから解説していきましょう。

手術療法のメリット

まず、ワキガの原因となるアポクリン汗腺に、直接アプローチするので、根本的なワキガ臭の解決がのぞめることです。

これは手術療法にしかない、最大のメリットです。

そして、根本的な解決が望めるのは、じつは身体的な面だけはありません。

不安や悩みから解放されることで、精神的にゆとりや自信を持てることもひとつです。

わきがの悩みの深さや苦痛が大きければ大きいほど、その反動は大きいでしょう。解決するだけで、心身共に大きなメリットを得られます。

  • 根本的な解決ができる
  • 長期的な視点で割安になる

また手術方法によっては、脇毛がなくなることでの永久脱毛的な要素や、汗の量が減ることにより、多汗症に効果的な側面も持ち合わせています。

ワキガ臭の解決だけでなく、プラスでの相乗効果があります。

くわえて手術の種類が豊富なことにより、細かいニオイや汗の悩みのニーズまで応えてくれる選択肢の多さも特徴です。

費用に関しても短期的な視点で見れば、手術方法によって高額な費用が掛かる場合もあります。

ただ、長期的な視点で考えると、割安といえます。

なぜなら基本的には、手術や治療のときだけに費用がかかるためです。

国に認められた保険が適用される手術があるのも、安心材料の一つでしょう。とはいえ、デメリットもあります。

手術療法のデメリット

やはりデメリットは、医師の汗腺の取り残しによる、再発の可能性と傷跡が残る可能性があることです。

汗腺の取り残しや失敗については、医師の技量や経験値によって、少なからず差が生じます。

わたしの経験からいえば、失敗や再発の原因は、治療法よりも医師の問題がおおきいです。

そのため、ポイントは医師や病院選びでしょう。

しかし、例外もあります。たとえば、子どもの場合は、術後に汗腺の発達があれば、ニオイが再発するおそれがあります。

この場合、医師の汗腺の取り残しによる、再発とは意味合いが異なりますが、未成年は注意が必要でしょう。

傷跡を気にする場合は、さらにに手術方法や病院の選択も重要です。

  • 再発や傷跡などのリスク
  • 手術によっては高額になる

病院選びのポイントについては、こちらの記事を参考にどうぞ。

評判じゃない!ワキガ手術や治療を失敗しない病院選び・経験者が語る全て②

そのほかのデメリットは、汗腺を取り除いた場合、脇毛を失ってしまう点です。

女性にとっては、メリットが大きいですが、男性にとってはマイナス材料になる可能性があります。

脇毛のない男性は、まだ一般化していません。

とはいえ、一昔前に比べて時代も変わっています。男性の美容意識への高まりにより、脱毛や肌の手入れなども浸透してきています。

脇毛がないことの違和感や、同性同士の抵抗感も薄れつつあるでしょう。

また費用の面では、短期的な面で見れば、手術法によっては高額な負担があることです。

つぎはメリットとデメリットを踏まえて、具体的な6つの手術療法を紹介します。

代表的な6種類の手術療法を比較!効果や副作用などは?

ここでは、代表的な手術療法を6つピックアップしてみました。

※今回、その他にも手術方法などはありましたが、代表例として挙げられているものをメインにピックアップしています。こちらは随時更新いたします。

定番のものから最近の治療法まで、そのバリエーションは豊富です。

汗腺を取り除いたり、ダメージを与えたりする方法など、それぞれの特徴は異なります。自分の目的に合った、手術療法を見つけましょう。

剪除法(せんじょほう)

わきがや多汗症治療の中で、もっとも代表的な手術方法です。

わきが手術と聞いてイメージするのは、ほぼこの方法と言っても過言ではありません。

ほかの治療方法と大きく違うのは、二つのメリットです。

  • 保険適用
  • ワキガへの効果の高さ

ざっくり手術方法を説明すると、ワキの下にメスを入れます。そのうえで、医師が目で見ながら、アポクリン汗腺を取っていきます。

つまり、医師の技術と経験が左右する方法でもあります。

アポクリン汗腺の取り残しや再発の可能性は、ぶっちゃけ医師の技術とヤル気次第です。

  • 目視でひとつひとつ汗腺を取り除く
  • メスを入れる
  • 傷跡が残りやすい
  • 効果と費用のコスパが良い

根本的な解決が見込める分、場合によっては傷跡が目立つ可能性もありますので、そこがデメリットの一つにあげられるでしょう。

ただひとつ誤解しないで欲しいのは、傷跡がある=効果がない、効果があるではありません。

きちんとアポクリン汗腺をとりのぞこうとすれば、傷は残りやすくなります。

逆に傷跡がほぼなくても、効果があるケースもあります。

つまり自分のワキガのレベルと医師のレベルによって、仕上がりにも効果にも、すべてにおいて差が出るということです。

わたしが手術を受けた際の、事細かな様子や状況は、こちらをご覧になって下さい。

吸引法(きゅういんほう)

吸引法は、ワキの下にメスを入れて、そこからアポクリン汗腺を吸い込む方法です。

具体的には、数ミリの皮膚に器具を入れ込んで、そこから汗腺を吸い込むというやり方です。保険は適用されません。

  • 保険が適用されない
  • 傷跡のリスクが少ない

わずかに数ミリしか切開しないため、負担や傷跡が残る可能性は低いです。

皮膚の再生が早く負担も少ないので、傷跡がほぼ残らないのが大きなメリットでしょう。

とはいえ、見た目を気にする方にとっては、ベストな選択肢のひとつでもあります。

  • 切開し汗腺を吸引していく方法
  • 数ミリの切開
  • 汗腺を目でみることができない
  • 確実性に欠ける

しかし、デメリットもあります。

目視で確認しながら、汗腺を取り除く方法でないため、確実性に欠けるのが難点です。

医師の技量に関係なく、アポクリン汗腺の取り残しがおこりやすくなります。

そこで現在は、以前にくらべると、あまり行われなくなった手術方法のようです。

皮下組織削除法(ひかそしきさくじょほう)

皮下組織削除法は、皮フのウラ側からまとめて汗腺や皮脂腺、脇毛を同時に削り取ります。そのため効果の高さも認められています。

カンタンに解説すると、ワキの下の皮膚ごとごっそりと削り取ってしまえ、という方法です。

見た目の仕上がりは、ほぼ無視といっても過言ではないでしょう。

  • 汗腺をごっそり削る
  • 皮膚が削り取られる

故・イナバ先生によって考えられ、イナバ式皮下組織削除法と呼ばれることも。

こちらは専門的な技術や経験値も必要な為、医師の技量の差がかなり生じるでしょう。ぶっちゃけ危険です。

  • リスクが大きいが効果も高い
  • 見た目のキレイさは期待できない
  • 最近はほぼ見かけない
  • 医師の技術と経験が重要

剪除法とはちがって、目視でアポクリン汗腺の残りを確認できません。

また皮膚の一部を広い範囲で薄く削りとります。そのため黒ずみの可能性や、術後の状態によっては皮フの壊死のリスクもあるのです。

トータルで考えて、オススメできる方法ではありません。

切除法(せつじょほう)

この手術は、保険診療の対象となります。

しかし、保険適用となりますが、おすすめできません。理由は後述します。

このような手術があるという認識だけでも持っておいてください。

カンタンに解説すると、ワキの皮フを丸ごと切り取る方法です。

  • 皮フを丸ごと切り取る方法
  • 違和感がある大きな傷跡が絶対に残る

腋臭手術の中で最も古典的な方法です。効果の大きい反面、リスクがそれ以上に大きいのも特徴的です。

  • 皮膚ごと切除してしまう方法
  • 現在はあまりおこなわれていない

手術で皮膚を縫合したり、皮膚を切り取るということは、そのしわ寄せが必ず生じます。

傷が大きくなってしまうこと、ひきつれを起こすことにも繋がるため、現在ではあまり行われておりません。

一部の大手病院で扱っている程度です。特別な理由がない限りは、オススメできないでしょう。

ミラドライ

つぎにミラドライです。ミラドライはワキガだけでなく、チチガやスソガの治療にも用いられる方法です。

カンタンに解説すると、ワキの下に器具を当てて、マイクロ波の熱により汗腺を破壊します。

外部から内部の汗腺に向けて、アプローチする方法です。

  • メスを入れない
  • 皮膚のうえから直接ダメージ

ミラドライの特徴として、真っ先に挙げられるのは、傷跡の心配が少ないことと手術前後の負担が少ないところでしょう。

手術時間も片脇で一時間掛からない程度で、当日からシャワーに入ることも出来ます。

腫れなども若干あるため、激しい運動などはしばらく控える必要があります。

ただし、メスを入れる手術に比べると、生活や動きの制限は大幅に少ないです。

  • 汗腺に向けてマイクロ波を照射して破壊する
  • 傷跡の心配がすくない
  • 生活に支障がない
  • 長期休暇が必要ない

皮膚を切らない治療として、一度の手術でのニオイの抑制効果は高いです。

しかし、デメリットとして考えられるのは、保険が適用されないことでの費用面でしょう。

また汗腺を取り除くわけではないため、限りなく100%に近いニオイの軽減を求める場合には、向かない方法です。(100%はどの手術方法にも言えますが、至難の業です。)

求める度合いによっては、複数回の施術が必要なケースもあります。

現在は、数多くのクリニックで取り入れられている治療方法の一つです。

レーザー治療

レーザー治療は、あまり馴染みのない手術方法かもしれません。文字通りレーザーによって、汗腺にダメージを与える方法です。

  • 広範囲にダメージを与える
  • メスを入れない

ニオイの原因となる汗腺を、広範囲に回数を分けて破壊します。よって、広範囲の汗腺に効果があるのが特徴です。

汗腺をダイレクトに破壊するため、再発や根本的な解決が見込めると言われています。

ニオイだけでなく、多汗症にも効果的です。

  • 複数回必要な施術
  • レーザーで汗腺を破壊する
  • 生活への支障がない
  • 多汗症にも効果的

またメスを入れないために、手術後の生活や動きの制限が少なく、支障が出にくいです。

ただし、複数回の利用が通常であり、費用の負担は大きいでしょう。

わきがのレベルにもよりますが、深刻な場合は8回、9回近い施術が必要です。少ない場合は、3回程度おえるケースもあります。

個人差によって、負担や終了時期の差が激しいでしょう。

結論・手術療法はどんな人に向いてる?

いままでの話やわたしの経験をまとめると、手術療法が向いているのは、下記にひとつでも当てはまる方でしょう。

こんな方におすすめ

  • ニオイを改善するのではなく解決したい
  • ワキガの悩みという概念をなくしたい
  • 長期の休みが取れそう・支障がない
  • デオドラント対策の手間を省きたい

間違いなく言えることは、ニオイの悩みを限りなく0に近づけたいと思う方が選択するべき方法です。

厳密にいえば、傷跡が出来ないものもありますが、基本的には程度の差があれば傷跡ができる可能性があります。

また、手術をするに当たって、長期の休みを取れるかどうかも重要な要素でしょう。

翌日から仕事復帰できるケースもありますが、わたしの経験上はほとんどの治療法が難しいとおもいます。

手術によって、デオドラントによる対策の負担がなくなるのも、見逃せません。

これらを踏まえて、手術療法とは真逆の保存療法について知りたい場合は、こちらを参考にしてくださいね。

今回のまとめ

あなたにとって、この中から最良の手術方法が見つかり、悩みの解決に役立つことができれば幸いです。

また現在では、紹介した方法以外にも、さまざまな名称の手術方法や治療などが出てきておりますが、必ず事前に医師にしっかりと確認を行いましょう。

あとがき

わたしは手術にあたり、剪除法を選択しました。しかし、誤解がないように言っておきます。

だからと言って、最先端の治療を否定するわけではありませんし、その治療効果の有無に疑問があるわけではありません。

ただし、治療方法の歴史が浅いということは、手術例や医師の経験値は、その他の治療方法よりも相対的に少ないものです。

みずからが治療方法に納得し、そして目的とする効果を得ることで、はじめて手術は成功といえるでしょう。手術方法の選択よりもそれが重要です。

たった、数十分の事前の確認不足が、一生の後悔を抱えることにもなる反面、一生の笑顔や幸せにもつながりますね。

正しい知識と理解を得ること、医師との密なコミュニケーションが、もっとも重要になりますので、まずは入念なカウンセリングを受けましょう。

それが悩み解決の第一歩へと繋がるはずです。

あなたの悩みがひとつ消えますように。最後まで読んでいただき有難うございました。

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