アロマテラピー検定試験とは、アロマテラピーを通して、健康維持に役立てたり、また趣味として楽しむための基本的な知識を認定するための試験。
国家資格ではなく、民間の資格です。
資格のあるなしによって、アロマテラピーの仕事が出来ないわけではありませんが、自分の知識の深さを客観的な目安として、おおいに役立つでしょう。
今回、そこでアロマテラピー検定試験の2級&1級の概要についてまとめて紹介します。
将来的な受験を考えている方、受験前の方、興味を持ち始めた方まで、参考にして頂ければ幸いです。
2019年アロマテラピー検定試験の概要
アロマテラピー検定試験は、年に2回開催されます。
半年に一回のペースで開催されるため、できれば一回の受験で合格したいものですよね。
全国の主要都市だけでなく、34都市で開催されているため、全国どなたでも受験しやすいのも魅力のひとつです。
2019年試験概要
- 試験日:5月、11月(年二回開催)
- 受験料:2級:6000円+税 1級:6000円+税 2級と1級の同日受験の場合:12000円+税
- 受験資格:特になし
- 試験形式:選択回答式(マークシート形式)
- 開催都市:全国34都市で開催。札幌・釧路・青森・仙台・郡山・つくば・宇都宮・前橋・さいたま・千葉・東京・横浜・新潟・金沢・甲府・松本・岐阜・静岡・名古屋・四日市・京都・大阪・神戸・奈良・松江・岡山・広島・高松・松山・福岡・長崎・熊本・鹿児島・那覇
2019年の最新版の試験概要になります。
注意しなければいけないのは、試験の申し込みには期限があること。
2019年11月3日(日)の試験は、申込期間が8月7日(水)から9月11日(水)までです。
試験の約2カ月前に申し込みが終わるため、かならず申し込みの期限は忘れないようにしましょう。
2級試験内容【出題数と時間・対象精油・出題範囲】
- 出題数と時間:50問・50分
- 香りテストの対象精油:イランイラン、オレンジ・スイート、ジュニパーベリー、ゼラニウム、ティートリー、ペパーミント、ユーカリ(ユーカリタプス)、ラベンダー、レモン、ローズマリー
- 出題範囲:香りテスト(香りを嗅いで精油名を回答)、安全な精油の使い方、アロマテラピーの利用法、アロマテラピーについて、アロマテラピーの歴史、精油の基礎知識、アロマテラピーと地球環境、精油のプロフィール(上記対象10種の精油)
1級試験内容【出題数と時間・対象精油・出題範囲】
- 出題数と時間:60問・70分
- 香りテストの対象精油:2級の10種に加えてさらに7種追加。カモミール・ローマン、クラリセージ、グレープフルーツ、スイートマジョラム、フランキンセンス、ベルガモット、レモングラス
- 出題範囲:香りテスト(香りを嗅いで精油名を回答)、安全な精油の使い方、アロマテラピーの利用法、アロマテラピーについて、アロマテラピーと健康、アロマテラピーのメカニズム、アロマテラピーの歴史、アロマテラピーと地球環境、精油の基礎知識、アロマテラピーに関係する法律、精油のプロフィール(合計30種)
2級と1級の試験内容の違いとは?
- 1級は2級に比べ、問題数10問&試験時間10分増える
- 対象精油、2級10種、1級30種
- 出題範囲、1級はアロマテラピーについて、アロマテラピーと健康、アロマテラピーのメカニズム、アロマテラピーに関係する法律が追加
上記3点が主な試験内容の違いになります。
当然ですが2級に比べると、1級は時間も範囲も増えて、より難易度が高くなります。
受験する級に合わせて、勉強をはじめるタイミングも変わってくるでしょう。
試験の傾向と対策
2級と1級ともに最初に香りテストがあります。
受験者にそれぞれ精油ビンが2本配られ、精油の名称を香りから判断し、回答するのが香りテスト。
おおよそ10分程度でビンは回収されますので、それまでに香りを判断し残りはペーパーテストの時間に使われます。
もちろんこの香りテストも試験時間に組み込まれて、なおかつ配点も高いため、大きな鍵を握るテスト内容になるでしょう。
- 香りテストの配点が高い
- 精油のプロフィールを完璧に覚える
2級の出題範囲の中心になるのは、精油のプロフィール、アロマテラピー利用法、歴史と環境などからまんべんなく出題されます。
1級はテキストの全体からまんべんなく出題されることは確かですが、その中でも精油のプロフィールに関する出題が多く見られる傾向にあります。
テキストを使ってしっかり勉強をしながら、精油の香りを嗅ぎ分けられるように精油のシートなどを活用することで、万全な対策をすることが出来ます。
【最新版】合格率や一発合格のための受験対策は?
試験はマークシート形式になるため、4つの選択肢から一つを選択する方法。
記入式でないため、必ず答えがその選択肢にあるため、きちんと勉強をしておけば、正確に回答を判断することが出来ます。
ただし、選択肢が多くなることで逆に混乱を起こすことも。
正しいものか誤ったものを選択肢から、選ぶ内容が多いので、何度も何度も繰り返し練習問題や模擬試験を繰り返す解くようにしましょう。
- 正答率80%で合格
- 2級は50問中40問・1級は60問中48問
- 合格率は約90%
合格基準は正答率80%です。
2級であれば50問中40問、1級であれば60問中48問、これらを正解すれば合格となります。
2級であれば10問、1級であれば48問、配点によって多少のズレがありますが、おおよそこれくらいは間違っても合格できるということです。
合格率も約90%であるため、リラックスした気持ちで試験に臨むようにしましょう。
資格は年に二回開催のため、二度手間にならないよう一度の試験で合格を目指すことが大切。
一度で合格できるようしっかりと勉強し、合格すること。
そして、合格してからの時間を少しでも多くとるようにしましょう。資格にも期限がないため、終身資格になります。
今回のまとめ
ここまでアロマテラピー検定試験についての概要は、ほとんどお伝えさせて頂きました。
受験を控えている方は勉強に励んでいただき、将来的な受験を考えている方、興味を持ち始めた方はすこしでもアロマテラピー検定に触れて、資格取得に繋がってくれたら嬉しいです。
アロマテラピー検定を取得することで、さらなる上位資格の取得にもつながり、活躍できるフィールドはどんどん大きなものになります。
趣味で楽しむことから、さらに講師としての立場まで開けるので、このアロマテラピー検定を取得することで、趣味、楽しみ、仕事はより広がっていくでしょう。
わたしもこの検定を取得し、自分自身の香り、ニオイをデザインすることに役立て、何かしらの形として還元出来れば幸いです。
あなたの楽しみがひとつふえますように。最後まで読んでいただき有難うございました。