アロマ 入門編

【初心者向け】アロマに興味を持った人が知るべきルールと注意事項

アロマに用いられる精油は、もともと植物から抽出した天然の有機化合物です。

有機化合物とは、日用品や医薬品などの素材として幅広く用いられていますが、そのおおくは燃えやすい性質を持ちます。

それゆえ、取扱いには注意が必要。

まず、最初にアロマに興味を持った方が知っておくべきルールについて、詳しく紹介します。とはいえ、ルールはカンタン。

基本的なルールを守ることで、トラブルなく安全にアロマを楽しむことが出来ます。

【入門編・基礎知識】アロマに興味を持った人が知るべきルールと注意事項

アロマの取り扱いについて、誤った方法や知識で損をしてしまうのは、最終的に自分自身。または、家族や友人、恋人かもしれません。

なぜなら、火気扱いとしての注意事項だけでなく、肌荒れやアレルギーなどのトラブルも相次いで報告されています。

  • 火器トラブル
  • 肌トラブル
  • ペットや子供のトラブル

そこで、基本的なルールをしっかりと抑えて、安全にアロマを楽しんでいきましょう。

とはいえ、小難しいことはありません。

しかし、どれも知らないと損をすることばかりです。これをきっかけに基礎知識を抑えておきましょう。

ストップ!こんな時はアロマを控える・4つのリスク解説と対策

精油の取扱いについて知る前に、アロマを使って香りを楽しむ際は、かならず体調を確認しましょう。

基本的に、気分が乗らないときなど無理は禁物です。

体調が優れなかったり、異変が生じた場合はすぐに使用を中止してください。

医師からの注意・持病などの病気を持っている場合

医師から忠告を受けた、または薬の処方をされた、現在なにかしらの治療を行っている場合は専門家の確認が必要です。

かならず事前に、アロマを楽しむまえに医師や医療機関による判断もらいましょう。

  • 持病などがある場合は注意
  • 自分自身だけで判断しない

精油を取り扱うため、身体にすくなからず影響があります。自分だけの判断で決めてしまうのはキケン。

持病を持っているケースや医師のドクターストップなどがあるケースでは、かならず医師の許可を得てください。

許可を得ることができたら、さらに注意事項を守ることでトラブルを避けることができるでしょう。

妊婦さん・妊娠中の場合

香りはアロマの基本中の基本となるもの。それゆえ、ニオイに敏感になりがちな妊婦さんは注意が必要です。

なぜなら、妊娠期は身体も不安定な場合がおおく、無理強いはとくにキケン。

  • 妊娠中は基本的にひかえる
  • 医師に事前に相談する

とはいえ、妊娠期はストレスも溜まりやすい時期。

アロマテラピーを楽しむことによって、息抜きや気分転換になったりもしますが、普段よりも体調に注意を払ったうえで楽しみましょう。

こちらも医師などにも相談するなどして、使用前に確認を取っておくのがベターです。

高齢者・子供の場合

つぎに年齢によって、注意が必要なケースです。

というのも、アロマは年配の方や子供にとって、香りが刺激となりすぎてしまう可能性もあります。

ポイントは標準より量をへらして刺激を弱めること。

スタートは一般的な目安の半分くらい、または10分の1の量をスタート地点にして、始めましょう。

  • 高齢者や子供の使用時には十分に注意する
  • 容量や濃度など10分の1程度ではじめると安全

まずは徐々に試しながら、様子をみて量を増やしたり、香りを強めていくことが安全におこなうための鉄則です。

物足りないかもしれませんが、もっとも安全な方法ですよ。

とくに子供の中でも、幼児はまだ発達中の段階で、なおかつ抵抗力も弱いです。

基本的な精油の標準量は、身体が完全にできあがった成人を目安に作られたもの。それらをふまえて十分に注意をしましょう。

皮膚が弱い・体質が合わない場合

最後にお肌が弱い方や体質が合わないケースです。

油はお肌の弱い人にとっては、つよい皮膚への刺激になります。そのため、肌荒れを起こしたりトラブルの原因にもなります。

また、香り自体は好きでも、精油成分が体質に合わないケースもあるでしょう。

  • 事前にパッチテストをおこなう
  • トラブルが起きたらすぐに中止する

トラブルを避けるためには、体質チェックが必須。

ということで、精油の使用前にパッチテストをして、肌に合う合わないの判断しておくのも大切です。

いきなり顔に精油を塗布して、万が一トラブルになってしまえば、生活に影響や支障が出ることになります。

自宅でカンタンパッチテストの方法

パッチテストと聞くと面倒なイメージがありますが、やり方はカンタン。

ポイントはパッチテストの場所です。かならずヒジから手首あたりの腕などでパッチテストを行いましょう。

  • ひじから手首のあいだの腕にオイルなどを塗布
  • 24時間~48時間放置

もしもパッチテストの途中に異常を感じたら、すぐに水道水などで洗い流しましょう。その際は、大量の水でしっかりと洗い流してください。

皮膚に赤みやかゆみ、腫れなど異常が出た場合もすぐに病院へ。

精油はそのこまかな種類、使用者の当日の体調や体質によって、感じ方に大きな差が生じることがあります。

パッチテストをする際も、体調の優れたタイミングでおこなうのがベストです。

安全第一・精油取扱いの注意事項

体調面が問題なければ、次に取り扱う精油について、いくつかの注意事項があります。

正しい取扱い方法を学んで、楽しいアロマライフを送りましょう。基礎知識の習得まであとすこしです。

原液には触れない・飲まない・目に入れない

精油の原液は植物の有効成分が凝縮され、刺激の強いものです。

使用する際は、かならず薄めた希釈した状態で、使用するようにしましょう。

肌が敏感でない方にとっても、前述のとおり、薄めた状態でパッチテストを行うのが大切です。

  • 基本的には直接の接触は避ける
  • 使用時はかならず希釈する
  • 飲まない
  • 目などの粘膜に入れない

もしも肌に異常が出た場合は、すぐに洗い流しましょう。また、精油を飲んだり、食事などと一緒に口にすることも厳禁です。

目などの粘膜との接触もNG。

これは原液だけでなく、薄めた場合でもオススメは出来ません。

トラブルが起きたときの緊急対処法

念のため緊急事態の対応も知っておきましょう。

  • すぐに水で洗い流す
  • 無理に吐いたりしない
  • 症状がヒドイ場合は病院へ直行

精油が誤って口に入ってしまった場合、無理に吐いたりせずもすぐにすすいでください。

口だけでなく、誤って目に入ってしまったケースも同じ。

とくに目は非常に敏感な箇所であるため、直接目に精油が入ってしまうと痛みや充血をおこします。

とはいえ、精油が残った手や衣類などで、目をこすったりすることがないように注意して下さい。

とにかく異常を感じた場合、すぐに精油は水で流したり、しっかり口をすすいだりすることが大切です。

症状や異常がひどい場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。

また、子供やペッドなどの手の届かないところに保管することも大切ですよ。

安全確保・火気に注意する

精油はキャンドルに用いられたり、引火しやすい性質を持ちます。

かならず火器の扱いがない、安全な場所で取り扱うようにしましょう。自宅で使用する際は部屋選びが大切になります。

  • 引火しやすいため使用場所は選ぶ
  • 自作の化粧品を作っている最中も注意する

とくにキッチンや火気を扱う場所での使用は厳禁。

また、注意が必要なのは、キャンドルなどを楽しんでいるときだけではありません。

たとえば、自分自身で精油を使って、トリートメントなどの化粧品を作っている最中でも危険がともないます

製造段階、使用中ともに火気に気をつけましょう。

【刺激・肌トラブル】精油の性質や毒素についての注意事項

精油とひとくちに言っても、その種類や性質は多種多様です。

もちろんその中には、わたしたちにとって有用な効果をもたらしてくれるものもあれば、毒素を持ち合わせたものもあります。

危険があるものだけでも、先に知っておくことで、トラブルなく安全にアロマを楽しめるでしょう。

光毒性(ひかりどくせい)とは何?

光毒性とは、精油が強い紫外線に反応することです。

たとえば、肌に塗った精油が紫外線に強い反応を起こすことで、皮膚に炎症が生じたりなど肌トラブルを起こすことがあります。

  • グレープフルーツ
  • ベルガモット
  • レモンなど

上記のアロマオイルには、光毒性があるといわれています。

夜間は心配をする必要はありませんが、とくに夏の時期や日中などは使用に十分に注意を払いましょう。

日光が差す場合は、遮るなどきちんと対策をすること。

とはいえ、光毒性がある以外は香りも十分に楽しむことができるので、特性だけは理解しておきましょう。

皮膚に強い刺激を与える性質

つぎに精油のなかでも、とくに刺激の強いタイプです。

下記の精油が、皮膚に強い刺激を与えると言われている精油です。

これらの精油の成分の中には、ダイレクトに皮膚組織を刺激したり、末梢の血管を刺激して炎症や赤み、かゆみなど多くの異常を起こすものが存在します。

  • ブラックペッパー
  • ペパーミント
  • ティートリー
  • ジャスミン
  • イランイラン
  • ユーカリ
  • メリッサ

対策としては、使用する際に希釈濃度を調整する必要があります。

リスクを避けるためには、なるべく薄めて使うようにしましょう。目安の濃度よりも希釈をすること。

刺激が強いからといって、敬遠する必要はありませんが、あくまで使用方法には理解と調整が大切ですね。

劣化を防ぐ・おすすめ保存法と精油の保管に関する注意事項

最後に保管方法や期限についての注意事項です。

基本的に精油は、開封してしまった場合の期限の目安は1年ほど。

とくに柑橘系の精油にいたっては、ほかの精油に比べて成分の変化が起こりやすいもの。

とはいえ、どちらにしても開封してしまったら、できるかぎり早めに使い切ったほうが良いでしょう。

  • 高温多湿・空気・紫外線は避ける
  • 開封後は1年が目安

じつは精油は、製造の段階で成分の変化が起きています。

そのために変化の原因となる、温度や湿度、空気、紫外線は避けて保管します。

またガラス容器は寝かせたりせず、まっすぐに立てた状態で、直射日光と湿気を避けた冷暗所での保管がベスト。

精油を入れる容器についても、きちんと密閉して締めることができる遮光性の高いガラス容器を選択するようにしましょう。

以上でアロマを楽しむうえで必要な基礎知識は、ほぼ習得することが出来たでしょう。アロマに関する法律も知っておくと、お得ですよ。

楽しむ前に知っておきたい!アロマテラピーに関するすべての法律

今回のまとめ

アロマを楽しむうえで、基礎的な部分になる内容を紹介しましたが、これらは基礎の中の基礎といった内容です。

どんな精油を選んだりやどんなアロマトリートメントを行う場合にも通用し、基盤となり、今後生かしていくことが出来ることは間違いありません。

アロマの楽しさや効果を家族や友人に伝えると同時に、これらの注意しなければいけない側面を、きちんと伝えることも大事でしょう。

はじめはアロマテラピーの楽しさや精油の効能などに目が行きがちですよね。

しかし、安全面の確保や基本的な注意事項を守ることも、人から人へと伝え繋いでいきたいもの。

あなたが今回の内容を理解してくださり、安全で楽しいアロマライフを送ることを心より願っています。

あなたの楽しみがひとつふえますように。最後まで読んでいただき有難うございました。

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