すそわきがの手術について調べてみると、取り扱っているクリニックや病院の数も多く、以前に比べてメジャーな治療になりつつあることがわかります。
とはいえ、クリニックや病院によって取り扱っている手術や治療というのは違って、はたしてどんな手術や治療の種類があるのかがわかりません。
そして、「いったいどの手術や治療がベストなの?」これが率直なホンネでした。
もし手術や治療を受けるのであれば、あらゆる選択肢を知った上で選びたいといとおもいませんか?
わたしが調べてみて分かったことは、どの病院でも代表的な4つの手術方法や治療方法を採用していることがわかりました。
- ボトックス注射
- シェービング法
- ベイザーシェービング法
- ミラドライ
ということは、この4つの手術や治療を知っておけば、あとは病院選びするだけになるので、大幅に手間が省くことができると思います。
今回は代表的な4つの手術や治療法の種類だけでなく、あわせてメリットとデメリットを紹介しましたので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
この記事で自分にピッタリの手術や治療というのが、見つかるでしょう。
お悩み解決・すそわきがの手術や治療対策とは?
わたしは以前にわきが手術を受けましたが、そのときは当然メリットとデメリットがあることを知った上で、手術に踏み切りました。
そのおかげもあってか、手術に満足しましたが、理由を掘り下げてみると事前にきちんと下調べをしたのが大きいと思っています。
- メリットとデメリットを徹底的に調べ上げた
- 自分がどうなるのかを理解してイメージした
というのも、手術や治療という一大事にも関わらず、深刻な悩みを解決したい一心で、よく分からないまま手術や治療をおこなっているケースも多いです。
よくわかっていないということは、自分がどうなるのかも分からないということ。
それって怖くありませんか?
当然ながら、それでは手術や治療に満足しない可能性が高くなりますよね。
今回はそんな失敗をしてしまうわないように、どのような種類の手術や治療があり、どのようなメリットとデメリットがあるのかを掘り下げていきます。
そして、自分に手術や治療が本当に必要なのかを知ることが出来るでしょう。
すそわきがの手術と保険適用治療
手術や治療を受けるうえで、大切になってくるのが保険制度。
すそわきがの手術は、基本的に保険が適用されることがないために、保険適用外での料金となります。
そのため各クリニックによって、治療方法がそれぞれ異なっているのは、こういった事情が背景にもあります。
- 基本的には自由診療
- 全額での費用の負担
- 金額にも若干のバラつきがある
ワキガ手術や治療とおなじでダウンタイムがほとんどないもの、数日程度の圧迫固定が必要なものまで、さまざまな治療方法が存在します。
ちなみに金額は5万円程度から~2,30万円以上掛かるものまで、幅広いです。
【メリット・デメリット比較】すそわきがの手術や治療の種類まとめ
いよいよ具体的な手術や治療法です。
とくに代表的な4つ手術や治療方法をいくつかピックアップしてみました。この4つがすそわきがの手術や治療の主流ともいえるでしょう。
それぞれ特徴が異なるため、その中でもメリット、デメリットを見つけ、比較するようにしましょう。
ボトックス注射
ボトックス注射は、ボトックスによって、陰部周辺の発汗自体を抑えてしまおうという方法です。
汗腺のはたらきを弱めることによって、汗を極力出させないようにします。
メリット解説
メリットは汗自体を抑えてしまうので、その分ニオイを発生させないという点でしょう。
メスを使った治療とも異なるため、たまに赤みが出ますが、傷跡の心配はほとんどありません。
- 汗を抑える
- ダウンタイムなし
- 持続期間3カ月~6か月ほど
- メスを使わない
たとえば、性行為のときなんかに、見られても傷口がないのでバレない。でも、汗が抑えられているので、鼻を近づけてもニオイがしないし、触られてもベタつかない。
傷口がなく汗自体を抑えられるのは、良いところをすべて味わえるってことなんですよね。
- 見られてOK
- 鼻が近づいてもOK
- 触れられてもOK
まさに理想の治療法ですよね。
デメリット解説
とはいえ、ボトックス注射は効果が続く期間が決まっています。
半永久的な効果ではなく、定期的に注射を打つ必要があります。
- 効果が出るまで約7日前後
- 継続的な費用の負担がある
- まれに赤みなどが発生する
はじめのうちの効果の持続期間は3ヶ月以上、場合によっては6ヶ月近く続きます。
たとえば、夏場や春だけなど、暑い時期のみに合わせて、汗を抑えることも可能です。
- 最初は3カ月~6カ月程度
- 最終的にはさらに効果が持続
蒸れやすい時期だけでも、汗が出にくくなれば、後はシャワーやデオドラントでもカバーすることが出来ますよね。
そして、使っていけば使っていくほど汗腺も変化していきます。
その結果、効果の持続力がグングンと増すので、最終的には効果が持続しながら費用も減り続けるということ。
手術や治療はといっても、デオドラント対策に似ているといったほうが、正しい表現かもしれませんね。
ハードルが低く、誰でもトライしやすいので利用している人も増えているそうです。
参考・どんな人におすすめで向いてる?
こんな方におすすめ
- 傷跡は残したくない
- 手術には抵抗があるけど改善したい
- 暑い時期だけでも汗を抑えたい
- デオドラント対策の手間を省きたい
シェービング法
つぎにシェービング法です。
約1センチほどの切れ込みから、シェーバーで汗やニオイの原因となる汗腺を吸引する方法です。
メリット解説
傷口が小さく、なおかつ汗腺も取り除くことが出来るやり方です。
傷跡はできるかぎり作りたくないけど…でも根本的な解決を目指したいって人向け。
- 傷跡が小さく一定の効果が見込める
- 汗腺を取り除ける
- 切開法に比べてかんたんである
- トータルのバランスに優れている
ボトックス注射と切開法のあいだの手術法、というイメージに近いかもしれません。
直接皮膚にメスを入れる方法のなかで、もっとも傷跡を最小限に抑え、なおかつ汗腺も取り除ける方法でしょう。
デメリット解説
とはいえ、皮膚にメスを入れるっていうのは、どうしても抵抗があるものですよね。
「万が一傷跡ができたら…」って心配になるもの。とくにスソガやチチガはデリケートゾーンです。
- 重度向きとはいえない
- 傷跡が発生するリスクがある
- 切開法ほどの効果は期待できない
しかし、リスクはどの手術にもかならず付きものですよね。100%絶対や0%絶対ってありえません。あくまで可能性の話です。
そこで、最小限のリスクの中で最大の効果を求めた方法が、このシェービング法です。
ただし、リスクを抑えている分、切開法に比べるとどうしても効果のほどは落ちてしまいます。それはやむを得ません。
くわえてほとんどの方には半永久的な効果があるとのことですが、ニオイや汗の程度によって個人差も生じます。
とはいえ、そこまで重度のスソガでない方には、適した手術方法とも言えるでしょう。軽度から中度のレベルであれば、効果は実感しやすいです。
参考・どんな人におすすめで向いてる?
こんな方におすすめ
- 傷跡のリスクは最小限にしたい
- でも汗腺は取り除きたい
- 軽度から中度のスソガ体質である
- リスクと効果のバランスを重視したい
ベイザーシェービング法
ベイザーシェービング法は、シェービング法よりも、さらに重度のスソガ体質の方に向けた方法となります。
比べるとリスクも高まりますが、効果も高まります。
より深刻な悩みの人向けですね。
メリット解説
シェービング法と同様に切り込みから、汗腺にベイザー波を直接照射します。
そして、熱によるダメージをあたえた汗腺を溶かし、シェーバーなどで汗腺を一気に取り出す方法。
- 重度のスソガ体質向け
- 汗腺の除去率が高い
- シェービング法よりも効果が期待できる
シェービング法よりも高い効果を期待することが出来ますが、その分の圧迫の固定時間も長くなります。
固定期間は長いですが、より重度のワキガ体質で悩みが深刻な人は、高い効果を期待できるでしょう。
軽めのワキガ体質や悩みが深刻でない方には、向いてません。
デメリット解説
とはいえ、固定期間があるのがデメリットです。個人差はありますが、だいたい2日程度。
ダウンタイム(日常成果の制限)も一週間以下です。
- 圧迫固定が1日か2日必要
- 傷跡のリスクがある
- 術後は日常生活への影響がある
切開をして汗腺を摘出する手術にくらべて、傷跡も小さくなおかつシェービング法よりも効果が高いといわれています。
シェービング法と摘出法の間の手術といえば、イメージしやすいかもしれません。シェービング法よりもリスクと同時に効果も高まります。
また、ガーゼ交換や抜糸なども必要となりますが、一週間前後で激しい運動を避けた日常生活に戻ることができるでしょう。
参考・どんな人におすすめで向いてる?
こんな方におすすめ
- 過去の治療や手術では効果がなかった
- とにかくニオイの悩みが深刻である
- 衣類の黄ばみが気になる
- 汗の量もニオイも最大限に抑えたい
ミラドライ
マイクロウェーブ波を汗腺に照射することによって、汗腺の機能を破壊するというのがミラドライです。
メスを使用しない方法ですが、その中でも高い効果が期待できる方法ですね。
メリット解説
照射中の時間も短く、麻酔もするため、身体的な負担はほとんどありません。
短時間で負担が少なく、なおかつ高い効果を期待できます。
具体的には、合計60分ほどの施術時間で、半永久的な効果を得られます。
- メスを使用しない
- 身体的な負担が少ない
- ダウンタイムがない
- 中度~重度のスソガ体質向け
またスソガ治療では、たいていの病院が取り扱っているといっても過言ではありません。
詳しくは後述しますが、技術の差によって、仕上がりに差が出てしまうのが、メリットでもありデメリットです。
デメリット解説
とはいえ、傷跡は残りにくく術後の固定は必要ありませんが、まれに腫れがでる場合があります。
メスを使用しない治療法で、もっともオーソドックスな方法の一つでしょう。
- 医師の技量と経験に左右される
- 病院によっての差が激しい
自宅から遠方の病院で施術をうけて、そのまま帰宅することもできる負担のすくなさも特徴。
さらには、術後のサポートや地方から通院する患者さんへのサポートをおこなっているクリニックもあります。
シャワーは当日、入浴は翌日から可能です。すなわち日常生活への支障は、ほとんどないと言っても過言ではないでしょう。
また、ミラドライを扱うクリニックは多いです。
ただし、治療効果は医師の技量や経験が左右するため、カウンセリングなどで、しっかりと判断しておくべきです。
その理由は、医師が施術をおこなうケースと、看護師が施術をおこなうケースがあるため。
これでは安心感と技量にもおおきな違いがありますよね。
取り扱いがおおい分、より医師と病院選びが重要になりますよ。
参考・どんな人におすすめで向いてる?
こんな方におすすめ
- 重度のスソガ体質である
- メスは使いたくない
- そのうえで半永久的な効果が欲しい
- 負担は出来る限り少なくしたい
チェック・判別検査・診断・カウンセリングの重要性
ここまで、さまざまな手術や治療方法を見てきましたが、一度病院などでの診察を受けてみるべきです。
というのも、それにはハッキリとした理由があります。
なぜなら、セルフチェックなどや素人が確認できることには限界があること。
専門的な医師によるアドバイスやニオイの確認などは、客観的であるため正しい判断をするために必要不可欠であるからです。
- 専門的な判断とアドバイスがもらえる
- 自分に合った対策が見つかる
臭ってしまっているんじゃないか?この気持ちは強ければ強いほど、判断を狂わせます。
とくに陰部などのすそわきがは、もっともデリケートな部分ですよね。
なおかつ女性は、オリモノなどのニオイで、すそわきがと勘違いされるケースもあるとのこと。
わきがのケースでも同じことが言えるのですが、意外にも思い込みも多いです。
キチンとした判断は、悩みを解決するうえで非常に重要です。
病院に行く=手術や治療を受けないといけない。そう思いがちなのですが、そんなことは絶対にありません。
- 『なんか強引に勧められそう』
- 『断りづらいし…』
わたし自身、最初はこんな風に思ってました。
診察というのは、キチンとした判断をもらうだけでも十分なのです。そのうえで、仮に手術や治療が必要な場合は相談するべきでしょう。
必要なければ、デオドラント対策をするだけです。
じっと何もしないままで、悩みは自然と解決するものではありません。とにかく行動が大切ですよ。
納得するまで相談・複数の医師からアドバイスをもらおう
自分自身が軽度・中度・重度、それとも勘違いなのか?知ることは、悩みを解決するうえで非常に重要です。
- 複数の意見を取り入れる
- カウンセリングで失敗することはない
最終的には判断をするのは、自分自身です。
しかし、意見はできるかぎり多く取り入れた方が良いでしょう。
わたしもわきが手術を受ける前に、数多くの病院をめぐったのですが、医師によって判断がおおきく違うことに驚かされました。
- Aの病院では○○の手術
- Bの病院では○○の治療法など
その意見はさまざまでした。
実際に足を運んでみないと見えないこと、感じれないこと、聞けないことがあります。
これは、手術前のわたしがもっとも強く感じたことです。
治療は失敗をする可能性もありますが、カウンセリングで失敗をすることはありません。
そして、自分自身がどうなりたいのかをイメージしましょう。術後の理想を決めておくこと。これはカウンセリングと同様に大切ですね。
とはいえ、どうしてもカウンセリングは厳しい!方に向けての対策もあります。
今回のまとめ
今回はすそわきがの治療法について、取り上げてみましたが、いかがでしたでしょうか。
代表的な手術や治療法を紹介しました。そのため、実際どれを選択するべきか、迷ってしまうもの。
後悔のない選択をするためには、正しい知識を得ることです。わきが手術の経験者として言えることは、継続してこの点です。
あとがき
繰り返しになりますが、カウンセリングは非常に大切、ということです。
一人で判断をすることは、非常に困難で限界もあります。
またデリケートな部分のため、カウンセリングも勇気が必要ですが、客観的な判断は出来る限り多くもらうようにしましょう。
手術が必要なければデオドランド、手術が必要であれば次にクリニックや治療法選び、カウンセリングで知れることは多いです。
悩みが解決し、笑顔で過ごすことが出来る毎日の喜びを、アナタと共有できる瞬間を楽しみにしています。
あなたの悩みがひとつ消えますように。最後まで読んでいただき有難うございました。