結論からお伝えすると、ワキガは他人へうつることはありません。
ホントのようなウソの話で、これは完全なる誤解です。
- 家族間の遺伝はありえる
- 汗から汗でうつることはない
このように家族間によって遺伝することはありえます。
とはいえ、ワキガ臭のする汗に触れたことによって、相手へうつることはありません。
少しの誤解から回り回って、まちがった情報として広がってしまったようです。
しかし、例外もあります。場合によっては、一時的に「うつる」可能性があるのも事実です。
もしも、一時的でもうつってしまえば、大切な衣類を汚すことになります。
また、ワキガ体質でないにもかかわらず、ワキガと思われてしまうこともあるでしょう。
ニオイのイメージは、今後のあなたの印象や人生を決めるものです。
なぜなら、印象やその先にある人生が変化した瞬間を見てきました。ぶっちゃけ、世間は残酷です。
ところが、この知識を知っておくことで、不必要な誤解やイメージダウンを避けることもできます。
さらに、本来持っている魅力をニオイにジャマされることなく、相手に伝えることも出来るでしょう。
今回はワキガがうつることが、なぜウソであり、一方では一時的にうつるのかを詳しく解説していきたいと思います。
【完全解説・決定版】ワキガってうつるの?ウソとホント?
家族や友人、知人または職場の同僚や通勤の電車内などでも、だれしも一度はこのワキガに触れる機会があったでしょう。
そして、そんな中でもワキガがうつるという噂は、意外にも信じられていることが多いのです。
わたしも付き合っていた彼女や友人に、タオルを貸しても使ってもらえないなんていう経験もありました。
それは単純にニオイへの嫌悪感だけではなく、うつるのではないか?という不安が少なからずあったはずです。
実際に友人から、そんな内容の会話をしていたことを耳にしたこともありました。
しかし、そんな誤解や偏見がなぜおこるのか?
その原因を否定する根拠、具体的な対策方法について、順に解説していきたいと思います。
体質を知ることで、うつらないという原因について知ることができます。
ワキガの原因は遺伝によるもの・その理由
まず、腋臭症(ワキガ)というのは、なぜ起こるのか?
それは、家族や身内などの遺伝であるということが一つあります。
遺伝や基礎知識について詳しい解説は子供へのわきがの遺伝は50%or80%!しかし意外と知らない例外!の記事を参考にしてくださいね。
- 両親や身内の遺伝→アリ
- 他人から他人への遺伝→ナシ
両親から子供への遺伝→「うつる」という認識があります。
それがなぜか、人から人へウイルス同様に伝染するものとして、誤って広まってしまったことが、原因の一つでもあるようです。
親から子供への体質の遺伝はありえますが、ワキガ体質の方からワキガ体質でない方への遺伝は、科学的観点からみてもありえないのです。
体質の遺伝は、肌と肌の接触や汗に触れるなどで、おこることはありません。
彼氏や彼女がワキガ!洗濯で洋服ににおいはうつる?
しかし、例外があることも忘れてはいけません。
体質の遺伝はなくとも、ニオイがうつる可能性は0ではありません。
たとえば、腋臭症(ワキガ)の方が着用していた洋服にワキガ臭が付着します。
それを別の人間が着用したことにより、一時的な肌や衣類へのニオイのうつりがあったとします。それは遺伝ではなく、汗の付着です。
- 汗のニオイはうつる可能性がある
- 体質が他人にうつること有り得ない
体質が触れたことで、遺伝はしません。
よく言われるのが、洗濯の際に、ワキガ臭のついた衣服からべつの衣服へ、一時的なニオイうつる可能性はあります。
肌と肌が触れただけで、体質までもが突然遺伝をし、翌日からワキガ体質になる、なんてことは絶対にありません。
接触による体質の変化はありえないのです。
あえて可能性があるとすれば、ニオイがうつったのではなく、もともと自分自身がワキガ体質の可能性があります。
ワキガのにおいはうつらない!自覚できるのは2割だけ
ワキガ体質の自覚がない人間が、あることをきっかけに自覚を持つケースはとても多いです。
自覚を持ち始めるのは、早くても小学校の高学年から高校生のときでしょう。
- 思春期はホルモンバランスに変化を起こす
- 変化のひとつとしてアポクリン汗腺を刺激する
- 汗の量を増やしてニオイを強める
しかし、自覚できないケースがほとんどです。なぜならワキガ体質の8割が自覚なしというデータもあります。
つまり、自分自身でワキガを自覚できているのは、たったの2割だけ。
アナタは自分のニオイをハッキリと判断できますか?
わたし自身も経験があるのですが、他人に指摘されないかぎり、自覚するのはかなり難しい部分があります。
ある程度のワキガの自覚を持ってからでも、自分のニオイの有無をはっきりと認識出来ないということはありました。
これは体質の問題ではなく、誰しも自分自身のニオイには慣れ、当たり前になってしまっていることも要因の一つです。
なぜ自覚することができないのか?そこには人間の身体に原因がありました。
自覚と認識がないのはなぜ?ただ気にしてないだけ?
たとえば、わたし自身は他人のワキガのニオイは認識できます。
しかし、逆に自分がワキガ臭を放っている時に、脇に鼻を近づけても、ごくまれに分かるかな?程度の認識でした。
ほとんどの方が他人から指摘されない限り、自分のワキガ臭の有無を認識することは出来ません。
それは人間の嗅覚が順応し、慣れてしまうためです。
- 他人のニオイには敏感になる
- 自分自身のニオイには慣れてしまう
他人からは違和感のあるニオイだとしても、自分自身のニオイというのは、24時間365日切っても切り離せません。
それにより、日常のごく自然なものとして慣れてしまっているのでしょう。嗅覚が疲労し、順応してしまうからです。
どんな良いニオイもクサイニオイも、それが日常になってしまえば、違和感がなくなります。
ひとつの例として、自分の自宅のニオイは慣れると認識できませんが、他人の家のニオイは、すぐに分かるのと原理は一緒です。
注意!人間は自分に無関係なことは興味も示さず見向きもしない
ワキガは体質以外で、遺伝しないことがわかりました。
しかし、ワキガがうつされた!といって、勘違いしたままのケースも少なからずあります。
もしも、ワキガの疑いがあるときは、そもそもワキガ体質の可能性が非常に高いです。むしろほぼ100%がワキガ体質であったと、自覚できるでしょう。
ただし、現在は食生活の変化によって、後天的にワキガ体質になるケースも存在します。他人ごとになってしまうのは、非常にキケンです。
人間は、自分の関係のないと思ったことには、興味も示しません。なぜなら、当事者でないからです。
それがワキガ体質の自覚が、2割に留まっている理由でしょう。他人が指摘することもほぼありませんし、自覚もできない。
8割の無自覚でワキガ体質の人にならないためにも、セルフチェックなどは無料でカンタンなのでしておくべきでしょう。
今回のまとめ
問題を解決するためには、正しい知識と認識を持つことが大切ですね。
わたし自身も一時期にニオイがうつるのではないか?うつしてしまうのではないか?と神経質になっていましたことがありました。
考えすぎや気にしすぎも良くありませんね。
そんな不安がある方も、これで一つ不安が消えてくれたら嬉しいです。
それだけで大きな前進です。次のステップへ進みましょう。
あなたの悩みがひとつ消えますように。最後までお読みいただきありがとうございました。