アロマテラピーの際に使用する精油(エッセンシャルオイル)は、アロマテラピー専門店からネットショップに至るまで、どこでも手軽に購入することが出来ますね。
ただ、精油には数多くの種類があり、香りがあり、そして自分自身の好みもあります。
そんな時に、何を基準にして精油を選んで良いのか分からないことはありませんか?
せっかく購入したのにも関わらず、精油選びに失敗したなんてことは避けたいです。
そこで今回は、精油選びの入門として、購入前に知っておきたい知識やポイントを詳しく紹介します。
ポイントを抑えるだけで精油選びに失敗することなく、なおかつ自分の好きな香りを見つけることができるでしょう。
店舗とネットショップどっちで買うべき?購入する前に知りたい知識
まずはじめに悩んでしまうのが、精油は店舗で買うか、それともネットショップで買うべきか、購入先の問題があります。
アナタはどちらでの購入を考えているでしょうか?
じつはこの選択は、非常に重要なものになります。
どちらにもメリットとデメリットが存在しています。ポイントは精油の購入経験がアリかナシか。
購入の最初の入り口になるので、二つの大切なポイントを確実に抑えておきましょう。
初めて精油を購入する場合
結論から言えば、はじめて精油を購入する場合は、ネットショップよりも店舗での購入がオススメ。
その理由は、実際に精油の香りを嗅ぐことができますし、店員さんにオススメや精油の知識や情報などを聞くことができるためです。
それだけでなく、使用する際の方法や注意事項なども教えてもらうことができますよね。
アロマを扱ううえでの安全面も考慮して、まずは店舗で購入することをオススメします。
- 初回から数回程度までは店舗での購入
- 慣れてきたらネットショップを利用する
ちなみに、初回から数回程度までは、店舗で購入するようにしましょう。
とはいえ、どうしても近隣に店舗がなく、ネットショップを利用する場合もあるはず。
そんなときは、おおまかでも自分の好きな香りや傾向などをはっきりさせておくと、大きく失敗することもありません。
その際にもっとも大切なのは、まず少量を買うこと。
気に入ったら購入して、徐々に量を増やすスタイルにしましょう。
精油を購入した経験がある場合
数回程度の精油の購入経験がある場合、またはすでに特定の香りが決まっている場合は、ネットショップでの購入もオススメです。
基本的な知識を有し、精油の使用経験があれば、香り自体を知っているため相談する必要などもないでしょう。
自分で判断ができるかどうかがカギです。
- 経験者はネットショップでの購入もアリ
- 好きな香りが決まっている場合
ただ、店舗では実際にさまざまな香りを試すことができるため、定期的に足を運んだりしながら、新しく好きな香りを見つけるのもひとつの楽しみです。
ネットショップで気になる香りなどを事前に見つけて、店舗に足を運んで試すのもオススメ。
また、一日で香りを嗅げる量には限度があるため、ネットショップは効率よく購入することが出来るのが、最大のメリットです。
【初心者向け】失敗しない精油の選び方
店舗かネットショップか購入先が決まったら、次に失敗しない精油の選び方を知っておきましょう。
精油選びの基礎的な知識を知っておくことで、ほぼ精油選びに失敗することはないといっても過言ではありません。
いよいよ精油選びにおける、もっとも重要なポイントです。
最初に見るポイント!精油選びをする前に
精油選びをする前に、これだけは知っておかなければいけないポイントがあります。
店舗やネットショップなどでも見かけることがありますが、精油(エッセンシャルオイル)とアロマオイルの違いについてです。
- 精油を選ぶ
- 100%天然素材
この二つの違いは、天然か合成かの違いです。
アロマテラピーで使用出来るのは、100%天然素材である精油だけ。アロマオイルは合成香料のため使用出来ません。
まずは精油なのか、アロマオイルなのかをきちんと確認するようにしましょう。
感じたままの直感!好きな香りを選ぶ
次に、自分自身が感じたまま好きな香りを選択しましょう。
なにより、香りを嗅いだ時に感じる直感が大事です。
この精油をつけているとリラックスできる、気持ちが落ち着くなど、自分自身が感じたままに好きな香りを選びましょう。
- 直感で好きな香りを選ぶ
- 時間が経っても好きな香りか確かめる
精油によっては、かならず好きな香りと苦手な香りが出てくるはず。
苦手な香りを嗅ぎ続けてしまえば、せっかくのリラックスの時間もストレスに変わります。
香り選びに正解はありません。嗅いだ時に感じる直感に任せましょう。
劣化を防ぐ!遮光性ガラス容器から選ぶ
香りがある程度決まったら、容器にも目を向けてみましょう。
容器にもさまざまなタイプが存在しています。その中でも遮光性のあるガラス容器を選ぶこと。
- 遮光性のあるガラス容器を選ぶ
- ドロッパー付きがおすすめ
精油は光や熱によって、劣化してします。その劣化を少しでも遅らせるために、遮光性のガラス容器は活躍してくれますよ。
遮光性の有無によって、劣化の進行具合も変わってきます。かならず遮光性のガラス容器をポイントにして選びましょう。
また、ビンの口にも注目です。ビンの口はドロッパーと呼ばれる中栓がついたものがオススメですね。
なぜなら、その空気穴から精油を一滴ずつ垂らせるため、非常に便利だからです。
安全確保!商品の製品情報を確かめる
最後に、精油の製品情報を確かめましょう。
製品情報には精油に関するあらゆる情報が記載されているため、事前に確認することも大切です。
- 自分に必要な内容量であるか
- 精油(エッセンシャルオイル)表記の有無
- 発売元・輸入元の信頼性
アロマテラピー検定を主催しているAEAJでは、基準値を満たし、審査を通過したものには「AEAJ表示基準適合認定精油」と定めます。
参考にしておきたいチェックポイントですね。
また、精油の名称や生産国、原産国などチェックすべき点は多いです。
そのほかにも多々ありますが、まずは外すことができない上記3点はチェックしておきましょう。
精油の香りを試すときの注意点とおすすめの方法
気になった香りがあった時には、実際に試験紙を利用して、試してみましょう。
試験紙またはムエットと呼ばれる、細長い専用紙です。
香水などでも利用されるため、一度は見たことがあるのではないでしょうか。
試香紙かムエットを利用しよう
お気に入りの香りが決まったら、ビンを傾けてその精油を、一滴ほど試香紙かティッシュペーパーに垂らします。
垂らす際に注意すべき点もあります。
- 試香紙かティッシュペーパーに精油を垂らす
- むやみやたらに瓶を振らない
それぞれの精油によって特徴が違うため、むやみやたらにビンを振ったり、傾けてしまうと成分が飛び出してしまう場合があります。
精油によっては粘度が高いため、落ちてくるまで時間が掛かるもの、その逆の落ちてくる速度が早いものが存在します。
種類ごとの特徴を把握しながら、無理に振ったり傾けたりせずに、精油が落ちてくるのを見守りましょう。
メーカーによって、同じ種類の精油でも嗅いだ時の印象は異なるもの。
自分の好きな香りが決まったら、それと同時に発売元などを見つけてみるのも楽しみのひとつでしょう。
香りの嗅ぎ方
試験紙に精油を垂らしたら、香りの嗅ぎ方にもコツがあります。
まず試験紙に精油を垂らしたら、それをまず鼻に近づけます。
そして、鼻に近づけたうえで軽く振ることで香りを空気中に拡散させましょう。
その空気中に拡散した香りを、ゆっくりと嗅ぎます。
- 刺激の強い香りは注意する
- 試験紙に垂らしたら軽く振る
こうすることで使用時の香りをイメージすることが出来るため、より精油選びにも失敗しないです。
また、精油によっては刺激が強いものも存在します。
刺激の強い香りは嗅いだ時に、鼻の粘膜を刺激する場合があるため注意を払いましょう。
さまざまな香りを試しすぎて、気分が悪くならないように節度を保つことも忘れてはいけません。以上で精油選びのポイントは抑えることができました。
購入のポイントを抑えることができたら、自分にピッタリのアロマの楽しみ方を見つけましょう。
今回のまとめ
最初の精油選びは、不安が大きいために事前の下調べが重要です。
今回お伝えした内容を把握していただければ、失敗しない精油選びを実践することが出来るでしょう。
また精油選びの際は、当日の体調や気分も重要です。
体調や気分が優れない状態で、香りの強い場所に行ってしまうと、さらに体調が悪化したり気分を害してしまう可能性もあります。
かならず体調も気分も良い日に精油選びをするようにしましょう。
そして、自分自身にピッタリの香りを見つけて、さらに気分良くアロマテラピーを楽しみましょう。
あなたの悩みがひとつ消えますように。最後まで読んでいただき有難うございました。