時代は昭和から平成、そして令和へと移り変わりましたが、ニオイ対策を行う上で欠かせない制汗剤の市場も日々変化しています。
思い返してみると制汗剤などニオイケアの商品はほんの数年前までは、そこまで見る機会は今ほど多くありませんでした。
しかし、今や男女関係なく利用するものへと変わりましたね。
それにより香りや匂いに対する意識も大きく変わりました。そして、これからさらなる変化が見込まれます。
今回はそんな市場の変化と香りや匂いを使ってセルフブランディングする必要性について、お伝えしましょう。
【入門・基礎】香りやニオイでセルフブランディングする時代へ
制汗剤・デオドラントの消臭対策市場はもともと女性が占める割合が大きい市場でした。
しかし、近年はスメハラなどと呼ばれる言葉の浸透により、男性もニオイへの関心を持つようになった背景があります。
その結果、男性にも制汗剤・デオドラントでの消臭意識が高まったことにより、男性化粧品市場はすぐに拡大しました。
そして今や女性だけでなく、男性もニオイへの意識と関心を持つのが当たり前の風潮が出来ているのです。
香りはもはや当たり前のエチケットでありながら、自分自身をアピールするツールのひとつにもなったのです。
ニオイをマネジメントする社会の変化
- 企業でスメハラ対策に取り組む
- ニオイの管理はエチケット
わたしたちの生活でもスーパーや薬局などで、商品の陳列棚を見てみると男性の消臭対策グッズの多さに驚かされますよね。
しかし、商品を購入する際も周囲の目などを含め、まだまだ抵抗感がある男性や女性も多いのではないのでしょうか。
それを差し引いても、この市場の急速な拡大は目を見張るものがあります。
また取り組みとして、企業ではスメハラ対策の講習を行ったり、社会人のエチケットやマナーとして取り扱っている事例もあります。
こういった社会背景の変化や香りに対する意識が変わり、ニオイをマネジメントすることは、もう当たり前の時代になってしまったのです。
成功事例・香りでブランディング戦略
- イメージ戦略に使われる
- 価値を高めるための手段
高級ブランドの直営店やホテルなど、その他さまざまな場所でも、じつは香りによってブランディングするケースが増えてきました。
たとえば高級ブランドのブティックなどは、ブランドが提案する洋服のイメージとマッチしたオリジナルの香りを使っています。
ほかにも滞在時間を少しでも長くするような、リラックスできる香り作りをしたりと、気づかないところで香りは使われています。
旅行先のホテルなどでも、あえて非日常感を味わえるような香りを用意したり、ロビーにはゲストが落ち着けるような香りを用意するなど、創意工夫を凝らしているのです。
このように場所やイメージに沿って、香りを使い分けている場合もあります。
そもそもブランディングとは一体何のことでしょうか?
ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、企業と組織のマーケティング戦略の1つ。 ブランドとして認知されていないものをブランドに育て上げる、あるいはブランド構成要素を強化し、活性・維持管理していくこと。 また、その手法。
出典:Wikipedia
今まで香りは個人的に楽しむものであったり、商品の香り付けなどにも利用されることが、当たり前でした。
しかし、それが時代の変化によって、エチケットやマナーとなり、そして個人やブランドを作り上げるためのツールにまで変化を遂げたのです。
もはや香りは企業のためのものや娯楽だけのものではなく、個人を演出するための手段の一つにまで価値を変えたということでしょう。
現代を生き抜くための基本!無料でセルフブランディングの方法
これからはいかにして香りで、セルフブランディングをしていくかが、非常に重要な時代になります。
日本人の特性として世界的に見ても特異な清潔体質、急速に市場は伸びているが香りの文化はまだまだ広く浸透していない、この二点を踏まえて作り上げていく必要があるでしょう。
その際に用いられるものとして上がるのが、香水やアロマ、柔軟剤、ボディークリームなどさまざまな香りアイテムです。
香りは個人の好き嫌いやキャラクターなどにもよるため、どれが一番とは断言することは出来ません。
しかし、基本事項を守るだけで、それがセルフブランディングの第一歩になるでしょう。
TPOを守ろう
ココがポイント
- 香りをつける場所とつけていけない場所を分ける
- 食事など不安な場合は事前に確認をする
香りや匂いはセルフブランディングするための重要なツールですが、それはTPOを守った上での話。
きちんとTPOを守れば、マイナスになることはないでしょう。
まず、控えるべき場所は病院、お葬式、お通夜など。周囲への配慮が必要な場面での強い香りは、非常識に映る可能性が高いです。
香り自体つけることを、控えるようにしましょう。
また食事をする場所でも、強い香りが好まれない場合もあります。
香りを楽しむ料理や風味を損ねてしまうことになりかねません。事前に確認することが大切です。
それ以外の場所では、あまり主張が強すぎたりしない限り基本的にはNGになりにくいでしょう。
オフィスなどの場合も、香りの種類や量に注意を払うべきです。
物足りないくらいがちょうど良い
ココがポイント
- 香りの強弱も調整する
- すこし物足りないくらいを目安にする
香りは主張が強く、その量が多ければ良い、というわけではないことは知られていますね。
しかし、少し物足りないという目安についてはあまり知られていません。
香りの特徴として挙げられるのが、一方では最高の武器になっても、もう一方では最低の武器になりかねないということ。
香りには好き嫌いがあり、人それぞれの好みや許容範囲の差が激しいという点は忘れてはいけません。
人付き合いと一緒ですべての人に好かれることは不可能ですね。
ただ、そこで敢えてつけない選択肢を選ぶべきではありません。
迷惑にならない程度に香り付けをして、セルフブランディングするべきだと思います。香りや匂いは自分自身を強く印象付けるツールです。
あくまでさじ加減はほんのり、物足りないくらいという目安は徹底しましょう。
清潔にした上で正しい場所につける
ココがポイント
- 脇にはつけない
- かならずつける前に清潔にする
良い香りを漂わせるためには、まずかいた汗を拭き取り清潔にすることが必要不可欠です。
汗がニオってしまう原因は、放置した汗の雑菌が繁殖をして、異臭を放つため。
不衛生な状態のままで香水などをつけても、匂いが混ざってしまい余計に不快感が強くなってしまいます。
かならず汗を拭き取った状態で、香水などを使いましょう。
また、ワキなどの香水をつけてはいけないタブーな場所も存在します。
せっかく清潔にしても香水をつける場所が間違っていれば、すべてが台無しです。
今一度正しい場所を理解しておきましょう。
もしも香水をつけすぎてしまった場合の対処法も把握しておきましょう。
ブランディングの必要性・香りを味方につけて武器にしよう
ここまで、香りという分野がどれだけこれからの時代に重要で、当たり前のものなるかが分かっていただけたかと思います。
しかし、現在まだまだ香りの重要度はさほど高くありません。
だからこそ、今このタイミングで香りへの意識を高めて、さらに自分自身を印象づけるツールとして使うべきだと思います。
香りはエチケットでありながら、自分自身を表現する武器でもあります。
これを機に香りへの意識とセルフブランディングについて、今一度考えてみて下さいね。
その結果、プラスになることはあっても、決してマイナスになることはないでしょう。
今回のまとめ
香りの位置付けは時代と共に変化し、より身近で欠かすことのできない大きな存在に変わっていますね。
ここで大切なのは時代の変化の波に乗りながら、香りや匂いを味方につけてしまうことでしょう。
味方につけることで、アナタの人生はより華やかに彩られることは間違いありません。
なぜなら、実際にわたしでもそうなることが出来たからです。
コンプレックスでしか無かった体臭や香りが、今では誰かの助けになったり、自分の武器にさえなっているのです。
香りは使い方次第で、大きな助けになってくれることは間違いないでしょう。
あなたの悩みがひとつ消えますように。最後まで読んでいただき有難うございました。