アナタは勉強や仕事など集中したい時に、どんなことをしていますか?
- ヘッドフォンをする
- カフェに行く
- テレビを消す
- スマホの電源を切る
など、人それぞれの集中方法があると思います。
とはいえ集中した環境を作ろうと思っても、なかなか集中することが出来ない。気づいたら携帯を見ていたなんてことは誰しも一度は経験がありますよね。
そんな時に是非試して欲しいのが、香りを使った集中できる空間づくり。
わたしも最初は疑っていましたが、今ではここぞという時のお助けアイテムになっています。
集中したい環境づくりにアロマは役立つので、ダマされたと思ってぜひ試してみてくださいね。
【生産性を高める】アロマを使って時短と密度を高め成果向上しよう
本来香りというのは、自分自身で楽しんだり、周囲への影響を考えて使われるものです。
しかし、香りには集中力を上げることで、作業効率をUPさせるものが存在します。さらに香りを利用することで記憶力を高めることも可能でしょう。
知ると人生が変わる・匂いは脳に刻まれ記憶と結びつける!その仕組みとは?の記事でも紹介しましたが、プルースト効果を使います。
- プルースト効果=香りで記憶を呼び起こす
- 香りで作業効率をUP
プルースト効果とは、端的に言えば香りによって記憶を呼び起こすことです。
たとえば、勉強をしていた当時に嗅いでいた匂いを、テストの前などに同じ匂いを嗅ぐことによって、勉強の記憶(学んだ知識)を思い出すこともできるということ。
そして、プルースト効果を利用しながら、さらにアロマの香りを組み合わせます。
アロマの香りのなかでも、記憶力自体をUPさせる香りを利用することで相乗効果をひきおこすのです。
【検証実験】人間の集中力のリズムとは
しかし、いくら集中力をUPさせ作業効率を上げても、人間の集中力には限界があります。
集中できる時間は諸説あるのですが、一般的には90分。また最近の検証では15分が限界という結果も出ています。
- 諸説あるが集中力が続く時間は短い
- 香りで集中力を高め密度を高めて時短をする
集中力に関する検証を行うため、まず数人を2グループに分けました。
ひとつが長時間の90分の作業を続けるグループA、15分刻みで計3回、トータル45分での作業をするB、この2グループに分けました。
そこで、特定の分野ではBのグループが、7日後の成果のデータが向上したとの検証結果が出ました。
ここから読み解けるのは、人間の集中力には思った以上に早く限界があること、パフォーマンスを最大限に引き出せる時間が存在する。
という2点が判明したということです。
- 集中力の限界が証明
- パフォーマンスを引き出せる時間にも限りがある
ただ、そんな限られた人間の能力。
香りの効果を利用することによって、より集中力を高め、記憶力の向上および作業効率を上げるという方法もあります。
何もせずに過ごす30分や60分よりも、香りを使って集中力を研ぎ澄ませ、記憶力を向上することで密度を高めること。
なおかつ作業効率をあげることで、結果的に時短することにも繋がるのです。
つまり香りは、使い方次第で集中力や記憶力UPの効果は絶大です。
厳選6種まとめ・効率&集中力UPの香り一覧
ここでは、実際に集中力を高めるために活用できる香りを、それぞれ紹介していきましょう。
その数は、たったの6つです。
自分自身の状態や周囲の環境に合わせて、使用する香りを使い分けると効果的です。
ペパーミント
ペパーミントは日本ではハッカと呼ばれ、一般的にもなじみのあるハーブです。
リップクリームやガムなどにも配合され、スーッとスッキリする感覚は体験したことがあるはず。
喫煙者の方には、メンソールなどのタバコの香り付けの一種と言えば、おなじみかもしれません。
- 鎮静効果とスッキリ感
- イライラした時や気持ちを鎮めたい時に
ペパーミントにはさまざまな効能があるのですが、まず第一に鎮静効果があることです。
というのも、集中した環境を作り出すためには、精神的な不安や緊張を取り除くことが大切。できるかぎりリラックスした状態で臨まなければなりません。
集中した環境づくりをするうえで、役立つ香りがペパーミントです。
それだけでなく精神面を安定させる効能もあるため、無気力などの改善にも用いることができるでしょう。
イライラを解消し気持ちを落ち着かせる一方、頭もすっきりクリアにすることで、より集中した環境づくりが出来ますね。
ユーカリ
ユーカリといえば、コアラが食べる植物といえばピンとくる方も多いのではないでしょうか。
観葉植物などでも、人気がある品種ですね。ユーカリは強力な殺菌作用を持つのが特徴。
- 強力な殺菌効果を持つ
- 気持ちをリセットしたい時に
爽快感のある香りが心身共にリフレッシュさせ、頭を上手く切り替える際に役立つでしょう。
集中して作業や勉強を追い込めば追い込むほど、切り替えが難しくなるもの。
そんなときこそ、集中力と休憩や切り替えはセットにすることで、より効果を得ることが分かっています。
レモン
レモン、これはもう説明不要の植物でしょう。
日頃から食べ物や飲み物、香りにいたるまでわたしたちの生活に溶け込み、助けになってくれています。
レモンの酸味のある爽やかな香りは、不安な気持ちを和らげ、落ち着きをもたらしてくれます。
- さわやかでフレッシュな香りが特徴
- ネガティブな気持ちをポジティブに手助けしてくれる
また、沈んだ気持ちを明るくし、前向きにしてくれるでしょう。
気持ちを後押ししてくれることで、失った自信を取り戻し決断する強さを与えてくれます。
作業や勉強などをして困難にぶつかったとき、諦めたり辞める理由を探してしまいがち。
しかし、そんな苦しいときにこそ、まるで背中を押してくれるような香りですね。
グレープフルーツ
レモンと同様に知らない人はいないであろう植物のひとつですね。
さわやかで若々しく活発なイメージを与えてくれる、グレープフルーツの香りはもはや定番といえるでしょう。
- 交感神経を活発にする
- 気分を明るく高揚させたい時に
香りの効果では、まず体内の交感神経をアクティブにします。結果、瞬発力が高まったり、一瞬の集中力が増すといわれています。
また心が乱れてしまったときに、落ち着きをもたらし、平静な状態に戻すことに一役買ってくれるでしょう。
グレープフルーツのさわやかな香りが、暗くなった気持ちを明るく高揚させ、幸福感を与えると言われています。
オレンジスイート
オレンジスイート、またはスイートオレンジと呼ばれるミカン科の一種。
どこかほんのり穏やかで甘みのある香りが特徴。
また、スキンケアなどにもよく用いられ、保湿や炎症を抑えることに効果的です。
- スキンケアでは保湿や炎症の抑制に用いられる
- 落ち着きをもたらしリフレッシュしたい時に
オレンジスイートの香りは、体内のエネルギーを循環させてくれます。
そして、リラックス効果をもたらし、心を晴れやかにポジティブにしてくれるでしょう。
楽観的な思考にもなり、考え方にも幅が出たり柔軟性をもたらします。
集中した状態を続けていると完璧主義になりがちですよね。そんなときに一歩立ち止まるような役割を果たしてくれます。
煮詰まってしまったときこそ、ふと落ち着くことで一呼吸おけます。
そこで作業効率を取り戻したり、いままでにない別視点を与えてくれることもあるでしょう。
ローズマリー
ローズマリーは、シソ科の一種でハーブの香りが強いのが特徴的。
アロマはもちろんのこと、ハーブティーなどでもよく使われていますね。
- 刺激が強くクセのある香り
- 記憶力向上させた検証も存在する
じつはこのローズマリー、イギリスの大学の実験により記憶力を向上させるという結果が出ました。
その研究内容は、ローズマリーの香りを嗅いだグループ、嗅いでないグループの二つに分け、記憶力を検証するという方法。
検証結果では、ローズマリーの香りを嗅いだグループは、7割弱の記憶力アップが見られたとのこと。
記憶力の向上が必要な場合に、うってつけの香りでしょう。
また香り自体も刺激が強く、頭をスッキリさせてくれる効果も。
香りの好き嫌いがハッキリしてしまうところが、唯一の難点といえるかもしれません。
【おすすめ・持ち運び】自宅でも外出先でもアロマの香りを使う
自宅と外出先では香りを使える方法が違うため、今回は自宅と外出先での使用方法についてまとめてみました。
とはいえ、外出先だからといってアロマを楽しむことを諦める必要はありません。
外出先の方が、むしろ集中力などが必要な環境が多いでしょう。持ち運ぶことで、どこでもアロマの香りを活用することが出来ますよ。
自宅での香りの楽しみ方・使い方
おもに自宅で楽しめるものだけを、ピックアップしてみました。
後述の外出先での香りの楽しみ方で紹介したものも、自宅で楽しむこともできますが、こちらでは自宅のみで楽しめるものだけです。
- アロマディフューザー
- アロマポット
- アロマランプ
そもそも置く部屋や置く場所によって、香りの楽しみ方や目的も違います。そこで、香りなどをそれぞれ変えてしまうのがオススメです。
たとえば、寝室にはアロマランプなどを置き、リラックス効果のある香りなどを置くなどの方法です。
置く場所のコツなどはアロマで自宅がワンランク上の空間に早変わり!おすすめの置き方や場所の記事を参考にしてみてくださいね。
外出先での香りの楽しみ方・使い方
こちらでは持ち運べるもので、なおかつ普段使うものを中心にピックアップしてみました。
大切なポイントは、つけすぎないことです。
- ハンカチに香りを染み込ませる
- オイルを少量小分けにして持ち歩く(自作のスプレー・市販のハーブポットなど)
- 名刺や本のしおりなど小物につける
とくに仕事でひんぱんに使うものであれば、つけすぎてしまうと逆効果になってしまう可能性があります。
そのため、まずは少量を目立たない箇所に試しにつけてから、本格的に使うようにするのがオススメです。
外出先への持ち運びであればおススメはおしぼりです。カンタンに作れるので試してみてくださいね。
おすすめ!市販と自作・持ち運びにも便利なアロマおしぼりの作り方
また虫よけなんかも役立つので便利ですよ。
今年の夏は快適に!自宅でカンタン手作り・アロマオイルで虫よけ対策!
今回のまとめ
今回は香りを使っての集中力と記憶、作業効率の向上方法を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
いままでアロマは香りを楽しむことしか、見えないことがほとんどでした。
しかし、香りは楽しむだけでなく、わたしたちの行動や生活の助けになってくれる部分も見えましたね。
そんな香りの可能性は無限大といえるでしょう。
アロマの香りが、あなたの人生の少しでも役に立つことを願っています。
あなたの悩みがひとつ消えますように。最後まで読んでいただき有難うございました。